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ジェレミー・アイアンズ


戦慄の絆 <デジタルリマスター版> [DVD]

鬼才・クローネンバーグの傑作サイコスリラーがデジタルリマスター版に!
完璧な双子の精神的均衡。ある女性の出現でそれが崩れていく・・・。

一卵性双生児のエリオットとビヴァリー(ジェレミー・アイアンズ:ひとり二役)。
幼少の頃から人体解剖模型で遊んでいたふたりは、有名な産婦人課医師となる。首尾よく立ち回るエリオットを研究熱心なビヴァリーがサポートし、医師界の頂点に登りつめていった。そんな時、女優のクレアが診断に訪れる。
ビヴァリーは奔放な彼女に惹かれていくが、それは双子の精神的均衡を崩していくことでもあった。
クレアを愛するほど、分身エリオットへの忠誠を欠いていくビヴァリー。
一心同体だったふたりは次第に自らを自己破滅へと陥れていく・・・。

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『ザ・フライ』のクローネンバーグが、赤い手術服、不気味な形の手術器具など、独自の世界観を炸裂させた傑作サイコスリラー。
神秘的な双子を熱演したジェレミー・アイアンズは、本作で一躍性格俳優としてスターに上り詰めた。

【受賞暦】
1989年N.Y映画批評家協会最優秀男優賞/
1989年ロサンゼルス映画批評家協会最優秀監督賞・助演女優賞/
1989年アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ/
1989年アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭高等技術委員会賞

≪映像特典≫
・日本初公開メイキング映像(約7分)・・・監督や、ジェレミーアイアンズのインタビュー。双子のシーン撮影秘話など。
・日本版予告(1分30秒) 『エラゴン 遺志を継ぐ者』のジェレミー・アイアンズが、ひとり2役で双子を演じるサイコスリラーのデジタルリマスター版。産婦人科医師の双子・エリオットとビヴァリー。互いに信頼し合う兄弟だったが、ある女性の出現がふたりの関係を狂わせていく。

好き/嫌いがはっきりわかれる類の映画である。

冷めた目で考えるとこれほどコストのかかっていない映画も少ないのではないだろうか。俳優は3人?1人=2人。あつらえた大掛かりなセットもないだろう。それだけ作り手/演じ手の手腕に出来栄えのかかった映画である。

最初は、兄を演じている弟なのか、弟を演じている兄なのか、判断つかないシーンがあり、二度目にやっと理解できたりして、そんな劇中劇のような「からくり」もこの映画の中の好きな部分である。

各場面に用いられているインテリアや小間物から台詞の一つ一つまで、綿密に計算しつくされていて何度見ても「発見」がある。

惜しむらくは、折角あらたにDVD化したのに、英字での字幕スーパーがなかったこと。
ヒアリングできる方には不要だが、英語での台詞を確認しながら鑑賞してみたかった。

ニューヨークで実際に起きた事件をもとに書かれた原作、発売当時に読み衝撃を受けた。
そしてクローネンバーグが映画化と聞いて、彼のそれまでの作風にどうにもあわないこの長編をどう料理するのか、
不安を抱えつつ映画館に行ったのだが、その素晴らしさにひたすら圧倒されたものだ。
静寂、美、耽溺、愛憎など、これまでのクローネンバーグ映画には見られなかった面が一気に開花した作品。
そして冒頭からエンディングまで、これほど“静かだが底知れない”不安と恐怖を感じながら観た映画は、僕にはほかに記憶がない。
個人的にはクローネンバーグ作品のベスト1であり、スリラー映画の傑作と言いたい。

このリマスター版は、待ち望んでいたファンにも、そして初めて観るという人にも、絶対満足するもの。
主要舞台となるクリニックの基調色の青と、オペ室での赤の対比はとても鮮やかであり、
ハワード・ショアの優美な音楽は、後に彼が手掛ける名作「羊たちの沈黙」を彷彿とさせる。
とにかく全てが、残酷なまでに美しい。

この後「運命の逆転」でアカデミー主演男優賞を取るジェレミー・アイアンズ、本当に見事に正反対の性格の兄弟役を演じ分けている。
短いメイキングで、「舞台演劇では同時に何役もこなしているから、難しくはなかった」とサラっと言っているが、
次第に崩壊していく精神状態も含めれば、“何役分やっているんだろう?”
というくらいの彼の演技力なくしては、この作品は成り立たなかったと、改めて感じる。
 5年前後待ち続けたDVDです。前回同社から発売されていたモノは音声・画像共に最悪だったため不安でしたが、期待以上の改善にホッとしました(ただし、マスターテープがVHSの為か、若干画面のゆれなどが気になりましたが)。
お話は外見そっくり、性格は正反対の双子である産婦人科医が徐々に精神のバランスを崩して行き、不思議な絆に(観客自身も)翻弄されるという色んな意味でかなりイタい作品です。まあ、本作の魅力はほとんど語りつくされているので、私の意見を・・・。
 本作はクローネンバーグの中でも異色作だという意見が多いと聞きますが、私はむしろ一番彼らしい作品の一つではないかと思います。グロテスクな描写ばかりが話題になりがちな彼ですが、私がいつも印象深く感じるのは、主人公や登場人物の孤独さです。人並み外れた能力を持っていても、世間からはバケモノ・狂人扱いされ、疎外されている人々ばかり・・・それが彼の大きなテーマの一つだと思うのです。
確かに過去のグロテスクさの名残はまるで昆虫の体の一部のような冷たく痛そうな手術器具ぐらいですが、メタファーが少なくなっただけで、二人だけの世界を築こうとする主人公達は、より一層孤独さが強まり、悲しく、痛く、そして恐ろしい。それが観ているこちらに後々まで鈍く残るほど伝わって、複雑な感動を覚えました。
 一度観ると忘れられないヘビーな傑作、未見の方、この機会にぜひ一度手にとってみてください(ただし、疲れている時は観づらいと思うので、体調を万全にしてから!)。
最初のタイトルは「ツインズ」(双子)だったそうですが、
同名のコメディが公開され、急遽、変更になったそうです。
原題は日本語に訳すと更に抽象的な感じがして、内容に
結びつきづらいですね‥
そんなせいもあってか「ザ・フライ」のヒットの後だった
のに一般の方は、ほとんど知らない作品になってしまいました。

内容も監督おとくいのグロ描写は無いので、そちらがお好きな方
には、あまり評判が良くないようですが、「文学」の映像化と
して観て頂ければ、とても良い作品です。
軽い話ではないので気持ちの準備が必要ですが良い映画です。

手術用具が肋骨ぽかったりするのが、かろうじて昔からのファンが
クローネンバーグだ!と思う箇所でしょうか‥
クローネンバーグ監督が、気になってレンタルした作品でした。

精神的に痛さを感じつつも、最後まで見ないではいられませんでした。
双子として産まれてしまった主人公の繊細で脆く壊れやすい精神の不安定さを、産婦人科というある意味閉ざされた世界を舞台に描かれています。

一卵性双生児を演じた、ジェレミー・アイアンズが、神経質そうなふたりを演じ分けて、一度観たら、忘れられないかもしれません。




ダメージ [DVD]

晩年のルイ・マル監督が描いたラブロマンス。英国下院議員・フレミングはフランス大使館で催された式典で息子の恋人・アンナに出会う。運命的に惹かれ合い情事に溺れるふたり。次第にフレミングは絶望と破滅の人生へと転がり落ちていく。 息子の恋人と恋に落ち、溺れていった男。それは絶望的に狂おしいほど奏でられる愛の旋律である。ルイ・マル監督の究極の恋愛映画。

ルイ・マル監督は、ヌーベル・ヴォーグを代表する監督達の中では一番好きでした。「死刑台のエレベーター」は初期の代表作でしょう。

作品「ダメージ」については、原作は私も未だ大好きな一冊で、古びたペーパーバックを持っています。優れた映画化だと思いますが、テーマがテーマであるが故に、タブーに挑戦せねばならず、正直言って、ちょっと肩に力がは入りすぎたかなあ・・・といった感もあります。
個人的には、小品である遺作「さよなら子供達」の方を愛しています。

主演のふたりは、どちらも個人的にファンであるが故に、もう興味津々。ジェレミー・アイアンズは、やはり凄い!と評価しました。その後の「ロリータ」へと繋がる「男の情念」を精緻に、かつ気品(ダンディズム)をもって演じ、もう天下一品。一方、ジュリエット・ビノシュについては、未だ「適役」だったとは思えないし、彼女自身も作りすぎていたと感じます。
で、誰が適役だったのかと聞かれても、私もキャスティングできませーん!
皮肉にもビノシュを喰ったのが、妻役のミランダ・リチャードソンで、彼女の演技はアイアンズの身体をはった演技に唯一拮抗していて、何度観ても素晴らしい!

ルイ・マルも語っているように、スキャンダラスな内容を映画化するのは難しい。特に性的な見地において道徳感を追求する作品は。単に際物的なポルノグラフィー、あるいは通俗的なメロドラマにすることは簡単で、一般映画に仕立て上げるのは至難の業。ましてや、その作品に一定のレベルの正統性・品格、ましてや芸術性を与えようとすると、監督としては自殺行為に近い。
ルイ・マルの監督作品の中では異色の作品だと思いますが、しかしある意味では、彼にしか作れなかった作品だったとも評価します。

もう劇場公開以来、何十回も観ていますが、未だ研究している作品のひとつです。


ダメージ [DVD]

『ロリータ』のジェレミー・アイアンズが息子の恋人と情事を重ねる中年政治家に扮した官能ドラマ。ルイ・マル監督へのインタビュー模様、予告編など特典映像付き。
ルイ・マル監督が贈る、息子の恋人との禁断の情事に溺れる中年政治家を描いた、背徳のラブ・サスペンス。

ジュリエット演ずる女は無口で、ミステリアスである。ジェレミー演ずる、恋人の父親と激しく愛し合い、荒々しい性愛に溺れる。しかし、ジェレミーの息子である恋人ともセックスし、婚約者としての関係を保ち続ける。こんな女は、「あざとい」とか「卑怯」などといった、いわば「娼婦」的な女として見られがちだろう。
しかし、彼女の内面に秘められている悲しい過去、「女」という、どこまでも孤独を背負って生きていかなければならない性質こそが、ジェレミー(政治家)のような、それまで体裁や人目を重視してきた男を惹きつけるのである。また、いくら、それまでそういった性格だったとはいえ、彼女の持つ心の闇を彼女の雰囲気のみで見抜いたジェレミーの「男」としての目も素晴らしい。愛し合う時、人はいつもこのように「身構える」ことなくいるべきだ。
息子を死に至らせ、家庭も政治家としての職も失い、ただ一人愛した女までも失った彼。その胸の内に残った感情とはどのようなものであったか…。ただ一つ言えるのは、彼はそんな悲惨な経験からでも、誰からも侵され難い大切なファクターを得た、ということである。
どうにもできないほど、誰かを愛したことがありますか?
意思とは関係なく、どうにもできない狂おしい想い。
手に入れる一瞬の眩い幸福感。そして全てを失う哀しみ。
そんな激情があることをまざまざと見せてくれます。
彼は不幸でしょうか?愚かでしょうか?
登場人物誰の身になって考えても哀しい映画 最初にジェレミーとジュリエットが関係を持つシーンに全く会話がなかったことが印象的 欲求を満たすということと愛するということは同じではないと私は思う 一時的に禁断のフェロモンに惑わされて深みにはまり,奈落の底に落ちて行く男の様はあまりにも哀しい やっぱり私は女性の立場からジュリエットにものすごく怒りを覚えた作品でした
隙のない映像。構成。
キャストの演技も完璧。
とても完成度の高い映画です。

ジュリエット・ビヌシュがひたすら美しい。
空虚でミステリアスなまなざしの先で、
男の愚かさだけが露わになり
物語の中に存在するはずの彼女の苦悩は
観客の視点からは全く伝わってこない。

彼女自身はあまりに人間味が薄く、
その感情は表象的で、
途方も無く巨大な絶対者の様な存在に
操られているかのよう。
美しい容姿は、空っぽの器みたいだ。

物語は彼女を中心に回り、彼女に関わるものは皆
予定された道を逸れていってしまう。

これは男性による女性美への賛歌なのか、男性卑下なのか、
絶対者的視点からの普遍的でミニマルな愛のフォルムの提唱なのか、

優れた映画は、普遍的で大きな疑問符を
置いていくもの、と思います。

個人的には、振り回される父親と息子、
そしてその末路が痛すぎて、もう見たくないな、と思いました。

”ダメージ” 受けました。
男は、女のその深淵な瞳の奥に、魅入られただけだったのか。それともその深い深い奥に、真実を、ただ率直な人生の真実を見出しただけなのか。答えは解からず。偏に、この映画の真意は、在りがちな人生のクレバスを描いただけなのでしょうか、否。
須らく幻想は美、現実は醜。ただ、夢を、幻想を追いかけた、それだけ。
願わくば、夢のよな、人生を。
映画などは、人事と思ってこそ成り立つ娯楽とも言えるが、これほど人生における感情のリアルさを描ききった映画は今後も出まい。



スワンの恋 [DVD]

“意識の流れ”をそのままに小説化する試みとして壮大な文学的実験として知られる、プルーストの『失われた時を求めて』。『スワンの恋』はその一巻。舞台は19世紀末のパリ。社交界を舞台に、一人のユダヤ系ブルジョワジーの若者が、愛に彷徨う様子を描く。1984年セザール賞美術賞、衣装デザイン賞受賞。

監督:フォルカー・シュレンドルフ
主演:ジェレミー・アイアンズ オルネラ・ムーティ
アラン・ドロン ファニー・アルダン
1989年3月日本公開(大映)
1983年フランス+西ドイツ合作映画/
原題:”UN AMOUR DE SWANN”

特典 ”ヨーロッパ名画DVDコレクション予告編集(「死への逃避行」を除く全体タイトルの予告編)”

【ディスク仕様】 本編110分+特典映像/カラー/片面一層/フランス語ドルビーデジタル・モノラル/4:3LB "「キネマ旬報」が推薦する“ヨーロッパ名画3,000枚限定DVDコレクション”シリーズの第3弾。19世紀末のパリの社交界を舞台に、あるユダヤ系ブルジョワの若者が愛に彷徨う様子を描く。1984年セザール賞美術賞、衣装デザイン賞受賞作品。"

プルーストの「失われた時を求めて」は未読なので、原作のオデット像はわからないが映画の中で描かれるかわいく、官能的なオルネラ・ムーティのオデットは適役と思った。
豊満な肉体を武器にスワンを誘い、そしてソデにする(スワンのプライドまで傷つける)オデットの恋の駆け引きはゲーム感覚的でもあり、観る者は知らず知らずのうちにスワンに感情移入して観入ってしまう。そのため、官能的なオデットと彼女に惑わされ、今で言うとストーカー的な行動にまで出るスワン(ある意味スワンの行動は幼稚ではあるが、それゆえにもともとタイプではなかったオデットにはまってしまう愚かな男の行動が見事に表されていると思う)にいつのまにか共感してしまう。そして、ラストに意外性を持たした演出もさすがフォルカー・シュレンドルフ監督の手腕といったところか(中盤にオデットの素性を知ろうとスワンの行動を巧みに盛りこんだ効果が見事にあらわれている)。

もう一つの魅力は19世紀の装飾、衣裳の再現。スワンのオデットとの恋が19世紀のユダヤ人と貴族社会のなかで展開するには十分すぎるほど自然に美しく再現されている。特に、スワンの屋敷の装飾は見事といっていいだろう。
ただ一つの不満はスペシャルゲスト的なアラン・ドロンが今ひとつ目立たない役に終始してしまったところか(これも監督の思惑なのか)。
今回はシュレンドルフ監督の「ブリキの太鼓」のような観る者に敢えてと不快感を与えるような演出は控え、抑制されたエロティシズム(かえって官能的になっているが)で完成された見事な文芸作品となっている。





長編で有名なマルセル・プルースト「失われた時を求めて」序章「スワンの恋」の1984年映画化作品。
ユダヤ人でありながら、その教養の高さと審美眼のために、貴族達からも一目置かれ、社交界にも出入りする"エレガンスの権化"スワン氏(J.アイアンズ)。
紹介された時の第一印象では、全く好みでなかったにもかかわらず、ふとしたきっかけで、高級娼婦のオデット(O.ムーティ)に本気で恋してしまい、彼女に手痛く振り回される。
原作で、ボッティチェリの絵画の中の女性「チッポラ」に比されるオデット役は、ムーティでは少し肉感的すぎる印象だが、アイアンズのスワン氏と、アラン・ドロンのシャルリュス男爵は適役。
珍しく、A.ドロンが脇役に回った作品。
原作に合わせ、当時のファッションや家具調度品がかなり忠実に再現されて居り、プルーストの世界を視覚的に楽しむ事ができる。

因みに、「失われた・・・」の最終章「見出された時」も99年に映画化されて居り、こちらでは、カトリーヌ・ドヌーヴがオデットを、ジョン・マルコヴィッチがシャルリュスを演じている。


ロリータ [DVD]

?『危険な情事』のエイドリアン・ライン監督が、いわゆる少女愛のの一般呼称とまでなったナブコフの同名小説を忠実に映画化。
???大学教授のハンバート(ジェレミー・アイアンズ)は、異国の地アメリカで、とある未亡人の家に下宿することになる。庭先で未亡人の12歳の娘ドロレス(ドミニク・スウェイン)に魅せられてしまう。そんな彼の気持ちを察してか、ドロレスは彼を挑発しはじめる…。
?『ロリータ』はすでにキューブリックの手で映像化されているが、時代を経た本作ではより大胆なベッドシーンも登場する。簡単に体の関係を持ってしまうものの、少女はハンバートを翻弄するばかりで気持ちはまるで別方向を向いている。だからこそ、いくら願っても手に入らない愛のせつなさがにじみ出ているともいえるかも。ジェレミー・アイアンズが、中年男の悲哀をにじませた演技で涙を誘う。(茂木直美)

この作品を観てはじめて、役者ジェレミー・アイアンズに惚れました。

既にアカデミー賞を受賞した「運命の逆転」他、ほとんどの主演作品は観ていましたが、彼を観るというよりも、単に作品を観ただけです。しかし、この作品を観て、完全にジェレミー・アイアンズの演技に魅せられました。この作品については、もう彼以外の役者は考えられない。
一見何気ない繊細な表情、しぐさが絶品で、今でも「最高の演技」だと評価します。あー、あの演技は、相当深い・・・。人間ジェレミー・アイアンズの人生の重み・厚みを感じました。さらに彼には、あくまでもヨーロッパの古き良き文化を彷彿とさせる、気品、知性とデカダンスの香りがあり、素晴らしい!

私見ですが、そもそも彼は、性格俳優的な側面もありますが、「毅然と自分の意志で堕ちて行く男」を演じると天下一品であることが判り、この一作で我が憧れ、そして理想の男優になってしまいました。

残念ながら、映画としての出来は「今ひとつ」で惜しまれます。エイドリアン・ライン監督もそれなりに頑張ったことは認めますが、あまりにも妙に原作に忠実すぎたり、要所要所で娯楽性を入れたりで、中途半端な仕上がりになり、惜しまれます。

しかし、個人的には、この作品を観て、ジェレミー・アイアンズという役者と決定的な出会いをし、「そもそも演技とは何か」を考えるようになりました。未だ、研究中。馬鹿みたいに、プラハの劇場でロードショーを観て以来、百回くらい観ていますが。

余談ですが、それにしても、ジェレミーって日本ではほとんど無名に近いですよね。元々、無名時代が長かかったためか、地味な役者だと思います。しかし、ヨーロッパでは、彼こそまさに理想の男性であり理想の男優だと言うと、誰もがびびって絶句する。もし、監督として彼を演出できたら、もう本気でいつ死んでもいいと思えます。彼も既に若くないので、どんなに頑張っても間に合わないかも・・・と焦りつつ。

それにしても、この作品のDVDの再発ってないのでしょうか?一枚しか持っていないので、不安になりました。

最初の30分ぐらい見て、母親が事故死して娘を夏季キャンプから連れ戻す道のりの衝撃シーン!まで見てしんどくなってしまった。
いや、のっけから少年時代の回想シーン、伸びやかに美しい肢体と対照的な蓮っ葉なアメリカ娘の言動。めちゃくちゃ原作に忠実でこりゃナボコフ喜んだでしょう。
後半に絡む「作家」が出てきたところでちょっとゲップ気味で一旦休憩して、以来そのままになってます。
エイドリアン・ラインという監督はあまり好きではないんだけど、この映画はよかった。ジェレミー・アイアンズがすごいイイ味だしてた。この人はいつも危うい役を演じる傾向にあって、しかもそれが結構ハマッているので面白いのだけど。のめりこんで破滅するのは彼の過去の出演作「ダメージ」とちょっと似ているかも。恋愛はいつも深く想いすぎた方が負ける。哀しいことだけど。
この作品、冒頭からグイッと引き込まれました。それも全てはアイアンズの切ない表情と物悲しい音楽から!一体何が有ったんだろう?という疑問と共にストーリーに興味が沸いてきます。この作品、アイアンズの演技を隅から隅まで堪能して下さい!ロリータに心奪われる彼の演技は凄いです!ストーリーもさる事ながら音楽も心に響きます。本当に切ない男の純愛を見てください。


アメイジング・ワールド [DVD]




ロリータ [DVD]

?『危険な情事』のエイドリアン・ライン監督が、いわゆる少女愛のの一般呼称とまでなったナブコフの同名小説を忠実に映画化。
???大学教授のハンバート(ジェレミー・アイアンズ)は、異国の地アメリカで、とある未亡人の家に下宿することになる。庭先で未亡人の12歳の娘ドロレス(ドミニク・スウェイン)に魅せられてしまう。そんな彼の気持ちを察してか、ドロレスは彼を挑発しはじめる…。
?『ロリータ』はすでにキューブリックの手で映像化されているが、時代を経た本作ではより大胆なベッドシーンも登場する。簡単に体の関係を持ってしまうものの、少女はハンバートを翻弄するばかりで気持ちはまるで別方向を向いている。だからこそ、いくら願っても手に入らない愛のせつなさがにじみ出ているともいえるかも。ジェレミー・アイアンズが、中年男の悲哀をにじませた演技で涙を誘う。(茂木直美)

あまり知られてないが、原作者はロシア人で、アメリカに移住しているときに、英語で書いたらしい。だから、日本語訳を読んでも、そのオリジナルの英語が不自然なため、難解な文章になっている。
ロリータという言葉ばかりが先行し、原作のよさが見落とされている。
この映画でも、ナスターシャキンスキー張りの美少女ではなく、ごくありふれた女優を起用しているところに注目してもらいたい。
映像、フインキ、音楽、あとロリータのファッションが好きで何回か観てます。
ロリータと中年男の関係に嫌悪感を抱く人もいるんではないでしょうか。
(特に報酬を与えて性行為を求めてたとことか・・・)
だけど、感情移入して観ると面白いので、ロリータの魅力に惹かれてしまう方は必ず楽しめると思います。
最後の結末はなくてもいいと思ったけど、中年男がどれだけロリータに狂ってたかを思うと当たり前なのかなと・・。
最初のシーンで美しい映像の映画かと期待させたられたが、中年男の心理描写があいまいで、よくわからないまま最後の悲劇に突き進んでしまってまったくもって感情移入できなかった。激しいシーンがあるわけでもなく、逆に教科書どおりの構図の連続で特に映像が美しいとも感じなかった。似たシチュエーションのフランス映画、「ラマン」のほうが数段激しくも美しく、味わい深い。ジェレミーアイアンズの表情はよかったのだが。やはりハリウッド映画にこのような話は荷が重かったのでは…


魅せられて [DVD]

少女から大人へ──「ロード・オブ・ザ・リング」のリブ・タイラー初主演×「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラスト・エンペラー」の名匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が放つ官能ラブ・ストーリー!

<キャスト&スタッフ>
ルーシー…リブ・タイラー(松本梨香)
アレックス…ジェレミー・アイアンズ(銀河万丈)
ムッシュ・ギヨーム…ジャン・マレー(筈見 純)
ダイアナ…シニード・キューザック(野沢由香利)

監督:ベルナルド・ベルトルッチ
製作:ジェレミー・トーマス
撮影:ダリアス・コンジ
音楽:リチャード・ハートリー
脚本:スーザン・ミノー
●字幕翻訳:戸田奈津子 ●吹替翻訳:武満真樹

<ストーリー>
N.Y.に住むルーシーは自殺した母親が遺した一編の詩をきっかけにイタリアのトスカーナを訪れる。母親が青春を送ったその土地で、自分の本当の父親をさがすために。身を寄せた母親の旧友の家に集まる男たちは、そんな美しいルーシーの無防備で汚れの無い姿に、次々と魅せられていく──。

<ポイント>
●「ロード・オブ・ザ・リング」のリブ・タイラーがきわどいシーンをも体当たりで演じ、話題となった初主演作。一人の少女が性を通して、大人の女へと成長する姿を官能的、かつ瑞々しく描く。
●「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラスト・エンペラー」の名匠ベルトルッチ監督作品。
●イタリア・トスカーナ地方の風景はまるで一幅の名画のような美しさにあふれている。撮影にあたってベルトルッチは「モーツァルトの音楽のような映画を撮りたかった」と語ったという。
●衣装デザインはジョルジオ・アルマーニが担当している。

<特典>
●オリジナル劇場予告編 ベルナルド・ベルトルッチ監督がリブ・タイラー主演で贈るラブストーリー。本当の父を探すため、トスカーナを訪れたルーシー。その美しく無防備な姿に、男たちは次々と魅せられていく。“ワールド・シネマ・コレクション”。

ベルトリッチ監督らしい、美しい映像が堪能できます。
とにかく、美しいトスカーナの景色に心奪われます。
この映画を見て、私はトスカーナに旅行に行ってしまいました!

そしてリブ・タイラー。
撮影当時は18歳ぐらいだったんでしょうか。
とにかくあまりの美しさに(特にスタイルが!)、
同じ女だとは思えませんでした(笑)。
ベルトルッチは女性を撮るのが本当うまいなぁ、って思いました。


男と女 アナザー・ストーリー [DVD]

★「男と女」「愛と哀しみのボレロ」の名匠クロード・ルルーシュ監督が描く、もうひとつの「男と女」。

【あらすじ】
男は、詐欺まがいの宝石泥棒に身を投じている偽善者。女は、憂鬱な日々から逃げ出すことに囚われているジャズ・シンガー。新たな人生を模索しようとする二人が、魂の赴くままに引き寄せられ、出会い、惹かれ合う。そしていつしか、泥棒とシンガーのロマンティックでミステリアスな関係が始まった・・・ 泥棒とジャズシンガーのロマンチックでミステリアスな関係を描いたラブロマンス。憂鬱な日常から逃げ出そうと奔走する女性ジャズシンガーと、ひとりの大泥棒。過去を断ち切りたいという共通の願望を持つふたりが出会い、次第に惹かれ合っていく。

「イングリッシュ・ペイシェント」を思わせる、エキゾチックなラブ・ストーリーですが、悲恋ではなく、フランス映画にはめずらしい単純明快なハッピーエンドです。
半分近くがパトリシア・カースの歌で構成され、ミュージカル風の趣。カースが好きな人にとっては堪らない一本でしょう。ジェレミー・アイアンズのファンにとっては、今ひとつ、いやふたつくらい不満が残る作品で、内容も散漫。盛り沢山のわりには印象が薄い不思議な映画です。監督がクロード・ルルーシュ翁だけあって、ロマンティックな雰囲気と映像美は楽しめます。音楽を聞きながら映像を観ていると、何の感慨もなく、いつのまにか終わりました。


エリザベス1世 [DVD]

16世紀ヨーロッパの覇権を握り大英帝国の礎を構築、また死ぬまで独身を貫きバージン・クイーンと呼ばれたイングランド女王・エリザベス1世の愛と陰謀に揺れた半生を描いたドラマ。『クィーン』のヘレン・ミレン主演、ジェレミー・アイアンズほか共演。 映画「クィーン」で現英国女王エリザベス2世を熱演し、第79回アカデミー賞主演女優賞をはじめ、世界各国の主演女優賞を総なめにしたヘレン・ミレン主演作品!愛と陰謀に揺れたエリザベス1世の半生を、王宮を舞台に描く。

イギリスの歴史
イギリスの文化
家具や風景
王室の事情
など、興味深いことがたくさん分かった。

映像と音楽が飽きさせない。

俳優、衣装ともいかにも王室という感じを醸し出していてよかった。

物語は、歴史をなぞっている部分と、細部を作っている部分とがあるのは歴史映画の常だと思われる。
特に、違和感はない。

ヘレン・ミレンは素晴らしいアクトレスなので,と期待したのですが.どういう訳かロバート・ダドリーやエセックスとの男女関係を強調しているようです. 他の方のレビューにもあるように,この頃の王室と取り巻きにとって宗教は大問題だったのです.カトリックからプロテスタントに代われば,今まで勢力を振るっていたカトリック系のビショップたちは処刑されたり地位剥奪と,命がけでした.

スコットランドのクイーンメアリーも再度カトリック王国を取り戻すために(カトリック系の側近達も野望がある)密かに,エリザベス一世暗殺の計画をしていたことは歴史的に事実のようでした.

“私はクイーンであっても,キングの魂を備えている”と言ったエリザベス一世の強さと,ウィットは,なんと言っても優秀な男性軍の取り巻きに支えられていたのでは???
やはり女性って感情的で,ヒステリックで...

しかし,ヘレン・ミレンの演技はやはり素晴らしかったです.史実を知りたい方はヒストリーチャンネルで出された“Elizabeth"をお薦めします。エリザベスが3歳の時から死ぬまでを史実に基づいて解説入りで見聞できます。(2DVD)


ストーリー自体は、ずーっと年増のおばさんがおっさんや
若い男の子に入れあげ、やや「アホ」になっている話です。
でもその中で、苦悩があったり、幸福があったり、挫折があったり、
ヘレンミレンが少女の様に若く見えたり、はたまた老婆に見えたり。

その壮絶な演技だけで、女性なら感情移入がし易いのではないかと思います。
逆に男性には、キツイ部分もあるかも。
面白かった!

最近、ヘレン・ミレンに凝っていて、これは、イギリスで、前後編のミニドラマとして、2005年に放送されたそうです。そして、こちらのドラマ、2007年のゴールデングローブ賞を獲っていて、更に、この年、彼女は、「クィーン」で、アカデミーを獲っている。全て、エリザベス女王ですね。なんだか、面白い。

16世紀ヨーロッパでは、その立場は、磐石でなかったイングランドであるが、スペインの無敵艦隊を破ったり、その礎を築いた、生涯独身であったイングランド女王・エリザベス1世の波乱に満ちた半生を描いたドラマ。

もう、世界史のことなんて、すっかり忘れていましたが、面白かった。観た後、思わず、その生涯を調べてしまった。知的な探究心を刺激してくれました。

かなり歴史に忠実に描かれていたようで、25歳で即位するまでも、母を処刑されたり、幽閉された少女時代は、描かれていませんが、フランスの伯爵と結婚を考えるようになったり、教皇によりカトリック教会から破門され、カトリック派より、何度も暗殺の危機に晒される辺りから、描かれています。

歴史的背景がわかると、やはり、更に面白い。当時、豪華な宮廷や衣装、豊かな文化が花開く一方、処刑は、本当に頻繁にあって、そのバイキング的な野蛮さと、文化の優雅さ、との過渡期であるがゆえに、欲望と恐怖という直接的な感情にストレートに翻弄されます。

特に、女王という立場にあり、身近に野蛮な行為を見て育った彼女にとって、その時代を生き抜くには、相当、難しかったのでは、と思います。

賢者な女王であった一方、年下の男性に狂ったり、それにより、彼の人生も、その周囲の人たちも巻き込むことによって、国家レベルの混乱を引き起こしたりもしていて、それでも、女王であって、彼女には、なにか、人々を、民衆を惹きつけるものを持っていたのと、基本的に、賢い人であったのでしょう。なんてったって、この厳しい時代を女王として、生き抜いたのですから。

ヘレン・ミレンは、とても上手く、納得の女王っぷり。もちろん、威厳という意味でも、狼狽する人間一人としても、完璧に演じていました。宮廷の暗さや調度品など、テレビのミニドラマでは、ありえないクオリティです。必見です。

ただ、処刑シーンも多く、目を覆いたくなるので、お子様と歴史観賞という手合いものではありません。ご注意下さい。
イギリスで制作、前後篇のテレビドラマとして放映された作品で、
日本ではNHKのBSで放映されていました。
日本版では「エリザベス一世?愛と陰謀の王宮?」というタイトルでしたが、
この(余計な?)サブタイトルが表すように映画よりドラマ的な作品です。

エリザベスの政治手腕や人の使い方はなかなかに見事で、家臣との言葉あそびとも
思えるような卓越したやりとりにも感心しっぱなしでした。
ですがメインとなる物語は愛人たちとの恋、立場上いつも孤独でいなければいけない女王のジレンマ…
などエリザベス一世の内面や感情をプッシュしてものとなっています。

前半ではロバート・ダドリー 後半ではエセックス伯との愛と陰謀の日々が描かれます

昼ドラ的な要素がまったくない、というわけではありませんが、
ヘレン・ミレンの好演、衣装や舞台の忠実さ・美しさなどは素晴らしいです。

またこれとは別のケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」も名作でありますが
あちらはドラマ性を強くするためか史実と違った点がいくつもあります。
こちらは歴史に忠実です。

また個人的には日本版の吹き替え声優さんたちの音声がとても気に入っているので
このDVDにも収録されていることを望みます。


Last updated:Fri Dec 11 18:41:39 JST 2009
ジェレミー・アイアンズ
ジェレミー・アイアンズ. Jeremy Irons. 1948年9月19日、英国・ワイト島カウズ生まれ。 英国の名門シャーボンを卒業後、ブリストルのオールド・ヴィク劇団付属の演劇学校にて演技を学び、そのまま同劇団に所属。1971年にロンドンに渡り、バティストの ...
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2008年10月7日 ... 映画情報が満載のYahoo!映画。ここではジェレミー・アイアンズについて紹介しています。その他、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーやユーザーレビュー、オンラインで楽しめる映画作品などを紹介しています。
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月影の窓のむこうに、なつかしくあえかに広がる夢と幻想の世界。魅せられしは美しき銀幕の紳士たち。其処に埋もれるのは私の心であり源であろう。永久なる夢と浪漫に愛を込めて。
ジェレミー・アイアンズとは - はてなキーワード
ジェレミー・アイアンズ - Jeremy Irons 俳優 1948年9月19日生まれ イギリス・ワイト島カウズ出身 本名:Jeremy John Irons 身長:188cm 1988年、「戦慄の絆」でNY批評家協会賞男優賞を受賞 1990...
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Jeremy Ironspage2
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ジェレミー・アイアンズ(Jeremy Irons) のプロフィール - allcinema
本名はJeremy John Irons。父親は公認会計士。イギリスの名門シャーボンを卒業後、ブリストルのオールド・ヴィク座付属の演劇学校にて演技を学び、そのまま同劇団に所属。71年にロンドンに渡り舞台、TV等に出演.
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2006年6月24日 ... 人物名, ジェレミー・アイアンズ. 人物名英語, Jeremy Irons. 公式サイト. 生年月日, 1948年9月19日. 性別, 男. 血液型, 未入力. 国籍, 未入力. 出生地, イギリス ワイト島カウズ. 出身地. 現住所エリア ...