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クリント・イーストウッド


グラン・トリノ [DVD]


『硫黄島からの手紙』のクリント・イーストウッド監督・主演
男の人生は、最後で決まる。

- Joe Morgenstern, WALL STREET JOURNAL

人間の気高さ、誇り、心の奥底に秘めたやさしさ。
そう、私たち日本人も気づく時が来た。人はいつだって変われる。

- 鳥越俊太郎(ニュースの職人)


グラン・トリノ妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。
人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。
そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。彼には手本となる父親がいない。
二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。

ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー<グラン・トリノ>を、タオが盗もうとするまでは ??。
ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。
ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。
タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。

彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは???

【映像特典(約13分)】

・グラン・トリノが映すアメリカ文化
・こだわりのヴィンテージ・カー


【フォトギャラリー】

グラン・トリノ グラン・トリノ グラン・トリノ
グラン・トリノ グラン・トリノ グラン・トリノ


クリント・イーストウッドが監督、主演を務めた感動のドラマ。妻に先立たれ、孤独な生活を送っている老人・ウォルトは誰にも心を開こうとしない。そんなある日、隣家の少年・タオがウォルトのヴィンテージ・カーを盗もうとするが失敗し…。

 話の始まり、主人公の妻の葬式に親戚一同が集まった描写から、主人公の頑固さがわかり、時代に取り残されている人物像がよく描かれている。私は同年代に近くはないものの話は実によく理解できる。隣人であるモン族のスー(少女)、タオ(少年)と、ある出来事から親しくなり、交流をするわけだが、多民族が暮らすわけだから難しいことは私(単一民族で暮らしている)以上のようだ。しかも銃をぶっぱなすんだから、緊張感でいっぱいだろうね。それでも主人公は正義を教えて男らしさ、女らしさを教えていくなど、また面倒見もイイなど、変に親戚には出来ないリレーションシップがこそばゆい優しさを感じたよ。
主人公が洗車したあと自慢げにコーヒーを飲みながら見つめる描写は実に理解できる。あんなりっぱなガレージはいらないし、いっぱいの工具なんかも欲しくはないが、カッコイイ車は持ちたかった。国産車だが主人公と同じことをやっていたので共感できる。「グラン・トリノ」の名前は知らずとも、男なら車を持つのは誇りでもあった。

話の最後は、銃には銃で立ち向かうのではなく、最大の効果作戦とやらで、悪者に立ち向かうのだが・・・
タイトルは車なのに、アメリカが抱える問題を浮き彫りにして、どう乗り越えたらイイのかも伝えてくれた作品だ。社会派的要素も絡んでいて、実に面白いのである。ぜひ貴方も鑑賞されたし。・・・
妻を亡くし、成人した二人の息子ともその家族とも不仲な老人。
その隣家に越してきたアジア系の一家。

頑固さながらにその一家にも敵意をむき出しにするが・・・・
どうも文化の違いか、言語の違いなのか上手くあしらえず、一家の長男が不良仲間に
言われるがまま愛車の「グラントリノ」を盗もうとしたことを切っ掛けになし崩し的に長男の面倒を見ることに。

老人は実の家族である二人の息子とは不仲だった。
孫たちもそんな父親と祖父との不仲を読み取ってか、無礼千万な態度。
老人の怒りは頂点に達して、喧嘩を繰り返す悪循環。

そんな心の隙間を隣人たちとの語らいが触れ合いが埋めてくれた。
そんな折、老人は体調を崩して吐血する。
自らの生命が最早長くはないと悟ったとき、老人は過去の自身の罪と向き合い
生涯最後の親友の役に立つことで自身の戦いに決着を付けようとする・・・・・。

どうも親しくなるエピソードが少ないといいますか、
隣家の一家とアッという間に仲良くなってしまったような印象があります。
となりの少年・・・学校にも行かない身で車の運転が普通にできるんですか???

なんか脚本に不自然さを感じました。


 ただし主人公ウォルトのことを、あの人はああだった、こうだった、と思い返すのは我々。

 ラストはてっきり派手なカチコミかと思いきや、アレだもんな…。派手さはないが、『ダーティーハリー』を期待して観ると意外と楽しめる。ていうか、役作りがモロ、ハリー・キャラハンなので。

 お勧めです!
78歳のイーストウッドが演じる老人が、何とも老人らしくて渋い。
あの、(ダーティ・ハリーの)イーストウッドなのに「ロッキー・ザ・ファイナル」や「ダイハード4」果ては「ターミネーター」などで老体に鞭打ってステロイド打ちまくって(???)アンビリーバボーなアクションを見せるのではなく、渋く、いぶし銀の演技と演出でイーストウッド節を紡いでいる。

頑固な爺さんが真摯な少年に心を開くという話は他にもある。
でも、このラストはイーストウッドにしか作れない。
正直ものすごくいい意味で「裏切られた!」と、思った、唸らせるラストである。
しかもそこに至るまでは日本では高倉健あたりにしか出せない、本人は至って真面目で頑固ぶりを発揮していて、はっきり言ってハードボイルドなのに見ているものを笑わせるユーモアがあり、
「捨てたもんじゃないじゃん、この爺さん」と、思わせる味なシーンやセリフもある。

頑固爺さんが少年に恋の手ほどきまでする懐の深さはさすがアメリカ!日本の映画じゃここまで頑固爺さんと少年の関係を多面的には引っ張れないのではないだろうか。
クリント・イーストウッドの作品ということで期待したが、がっかりした。多くのレビューが高い評価をしているが、理解に苦しむ。ストーリーは使い古されたもので、新鮮な感動はなかった。多くの名作を作る彼が、何故こんなB級映画と言われても仕方がないような作品を作ったのか不思議である。ただ、彼の存在感はさすがだ。星はその貫禄に付けた。購入を考えている人は、先ずレンタルで観てから決めることをお勧めしたい。


許されざる者 [DVD]


アカデミー賞、作品賞・助演男優賞・監督賞・編集賞を受賞!

かつての残忍な悪党が、娼婦の懸けた賞金を得ようと、昔の仲間や若いガンマンと共に最後の追跡の旅に出る。
これぞまさに「荒野の用心棒」から始まる彼の西部劇映画史の総決算!そこではイーストウッドが演じ、描き続けていた西部のアウトローが、年老いたガンマンという形で登場。銃の腕もおち、馬も巧みに乗りこなせなくなった彼が、生活のための金稼ぎから転じて、"伝説の男"として甦る姿が身震いするほどスタイリッシュに映し出される。仲間を殺され、復讐鬼と化した主人公の問答無用のガン・ファイト!

その"伝説の男"が去り行く馬上の姿を見届ける娼婦たち...。
今は亡き恩師セルジオ・レオーネとドン・シーゲルに捧げられたことでも話題となった、1992年度の映画界を代表する真の傑作である。
クリント・イーストウッドが製作、監督、主演を務めた本格ウエスタン。ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマンら豪華スターが競演。アカデミー賞4部門を受賞した作品。

 自由勝手に生きてきたマニーは妻に改心され家庭を持ち、何からも束縛されない土地で生活するが、豚の世話も満足にできない・・
賞金かせぎに誘われるが旅の途中の夢の中、自分の過去が追ってくる・・街に着くとそれなりの掟と秩序と偽善のなか日々を送る社会がある・・

人殺しは、人間の過去も未来も、全てを奪う・・

 保安官を殺し感謝もされずまた不毛の荒野に去ってゆく・・人間て何だろうと考えさせられる作品。
 イーストウッドはリバタリアンとしてアメリカの自由を信奉してはいますが、必ずしも自由を肯定的に描いてはいないですよね。
 娼婦の小さなプライドが賞金稼ぎを呼び、保安官には町の秩序は俺が握ると言うプライドがあり、キッドには近眼でもあっても知られたくないプライドが邪魔をし、M・フリーマンには未だに射撃の名手である事のプライドがあり、ウィリアム・マニーには家族の生活のためというプライドがあり、イングリッシュボブには紳士ぶりたいプライドがあり…。
 その結果、皆がそれぞれのプライドを守りたいがために殺戮と暴力が生まれる。
こんな複雑な脚本を書いたのはデビッド・W・ピープルズ。この名前にピンと来たらかなりの「通」です。あの「ブレードランナー」の脚本を書いた人でもあります。一筋縄ではいかない登場人物を巧みに構成していきます。R・ハリスも亡くなってしまい寂しくなりました。
 この映画を高評価せざるを得ない理由は多彩で個性的な登場人物たちとイーストウッドの西部劇であるという点に尽きます。
 ジーン・ハックマン扮する保安官は自分の信念を貫き、自分の考える正義で街の秩序を守ろうとしますが、一方で下手糞な日曜大工で自分の家を作っているような微笑ましいところもあり、単純な悪役にはなっておらず、ハックマンの名演もあって非常に魅力的な人物に描かれています。冒頭のみの出演のリチャード・ハリスは格好よく登場し、格好悪く去っていきます。そのほかにも近視の若いガンマン、腰巾着の伝記作家など一癖も二癖もある人間ばかり登場します。
 そしてちょっとくたびれた感じのイーストウッドが、すこしずつ敵の頭数を減らしていき、最後の酒場のシーンで決着つける時は、それまでのヨレヨレぶりが嘘のような大活躍です。この場面でのイーストウッドは最高に格好いい。しかし彼が仕事を引き受けた動機がいまひとつはっきりしない。お金のためなのか、娼婦たちに同情したのか、非情なガンマンだった過去の自分のプライドのためなのか、単に今の生活から逃れることなのか?このため、後半の徹底した容赦ない殺戮も、最後のモーガン・フリーマンの復習戦以外は観ていて暗澹とした気分になる部分もあります。
 このように個性的な登場人物たちは皆、単純に善玉、悪玉に分けることができず、一体、誰が許されざる者なのか、我々、観客に問いかけているのかもしれません。
 イーストウッド自身が「最後の西部劇」と言っており、西部劇を演出できる唯一の監督であり、西部劇で主役を張れる最後の俳優がイーストウッドであるならば、この作品が最後の本格的西部劇になるのでしょう。ある意味、西部劇というジャンルへ引導を渡してしまったのではないかと思う。


グラン・トリノ [Blu-ray]


『硫黄島からの手紙』のクリント・イーストウッド監督・主演
男の人生は、最後で決まる。

- Joe Morgenstern, WALL STREET JOURNAL

人間の気高さ、誇り、心の奥底に秘めたやさしさ。
そう、私たち日本人も気づく時が来た。人はいつだって変われる。

- 鳥越俊太郎(ニュースの職人)


グラン・トリノ妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。
人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。
そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。彼には手本となる父親がいない。
二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。

ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー<グラン・トリノ>を、タオが盗もうとするまでは ??。
ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。
ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。
タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。

彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは???

【映像特典(約13分)】

・イーストウッドの世界
~巨匠の仕事に迫る~
・グラン・トリノが映すアメリカ文化
・こだわりのヴィンテージ・カー


【フォトギャラリー】

グラン・トリノ グラン・トリノ グラン・トリノ
グラン・トリノ グラン・トリノ グラン・トリノ


クリント・イーストウッドが監督、主演を務めた感動のドラマ。妻に先立たれ、孤独な生活を送っている老人・ウォルトは誰にも心を開こうとしない。そんなある日、隣家の少年・タオがウォルトのヴィンテージ・カーを盗もうとするが失敗し…。

クリントの最近の作品には「偽善」がない。だから、この10年ほどの監督作を観ると、あまりのストレートさに戸惑うこともある。でも、変にオブラートに巻かない語り口は「事実」を詳らかにする。我々の心を奪うのは、その真摯な作風からだろう。今回、モン族を取り上げたことに賞賛の声も高いが、クリントはホンを手掛けていないので、それは一種の偶然だと思う。隣に引っ越して来たのが韓国人、中国人、ロシア人、日本人だったら展開は変わっていたか?あくまで多民族国家・アメリカの現代の問題点を描くために、非白人のモチーフとなった、というのが正しいだろう。クリントが本作を撮ったのは、主役が「グラン・トリノ」だったことが大きいのでは。アメリカ国家の象徴は「車」だった。今やすっかりプリウスやヒュンダイに取って代わられているが、やっぱりアメリカ=ビッグ・カーだ。そこへのノスタルジーと、現代アメリカが抱える問題を、クリントは見事にシンクロさせた。ラストシーンは「許されざる者」みたいだったが、今回は「カタ」の付け方が違った。これはこれで「今風」の素晴らしいエンディングだと思う。ここでも「偽善」は見られなかった。考えさせられるが、ココロが非常に揺さぶられる映画です。星4つ。
今年の正月休み、自宅でのBDダーティーハリー5作品上映からめっきりクリント・イーストウッド付いている自分ですが、数年前までは観ている内に飽きていたイーストウッドの映画のテンポが最近は妙に心地よく、このグラントリノではもう酔いしれるばかり。

ゆったりとした生活の場面に浸り、結末に打ちのめされ、しかしエンディングの歌に癒され・・・最高の時間を過ごせました。

最近の映画は場面の切り替えが早すぎて観ているだけで疲れてしまう作品が多いです。

そんな中、このイーストウッド映画の様な文法が是非残っていって欲しいと節に願います。
【画質】
映像はそこそこ綺麗です。
フィルムグレインはかなり細かい粒状感のあるものが、うっすらとのっている。
グレイン量はかなり少なくさっぱりとしています。
ですので質感が少しのっぺりした薄いものになってしまっている。
個人的にはもっとフィルムライクな仕上げにしてもらいたかったです。
シャープさはやや甘さの残る印象。
ぼけるような酷さはありませんが、あまりパッとしない。
アップのシーンの質感も、前述のグレインの量と相俟ってのっぺりと感じる。
映像が平面的でメリハリに欠けます。
暗部シーンの諧調表現は正直厳しい。
一部シーンでは潰れていると感じる程。
黒が潰れて背景と同化してしまい、見辛く感じる箇所が見受けられます。
動きなどでの破綻はありませんが、この暗部の不安定さが残念。
色調や発色は落ち着いていて少し暗さの残ったグレーなもの。
これは作品の雰囲気とマッチしていて違和感なくて○。
他のBD作品とそこそこといった所でしょうか。
個人的には★3?★4の間といった所。
新作としては正直物足りなさの残る画質です。
悪い面でのワーナーのVC-1らしさの出た画質。
ワーナーの中では悪くない部類ですが、よい作品なだけに、この出来は素直に残念。
【音質】
音は中々良いです。
重低音は控えめながらも芯の通った音。
高音もしっかりと伸び広がりのある音になっています。
とにかくこの作品は静かな作りになっている。
作品に合った音作りで、物足りなさは感じないです。
サラウンド感は上述の通り、静かな作りですので派手さなどは全くない。
ただ、その中でもしっかりと鳴るべき箇所は押さえている。
セリフ部分はとてもクリアで聞き取り易い。
静かな音作りな分、役者の息づくセリフを堪能する事ができます。
作品に合った忠実な音質で中々よい出来ではないでしょうか。
【特典】
特典はHD画質でグラントリノが映すアメリカ文化、こだわりのヴィンテージカー、イーストウッドの世界。
ボリュームがある訳ではないですが、全てHD収録なのは好感が持てます。
さらにBD-LIVEでワーナーの作品情報を入手できたりするのですが、これは他社もそうですが、接続までかなり時間がかかったりして実用性には欠ける。
さらにワーナーの会員登録をしないと接続できなかったりと、面倒な仕様で有り難みがありません。
【総評】
画質/音質はそこそこ。
画質は悪い意味でワーナー的な仕上がりです。
特典はHD収録で及第点。
作品自体は素晴らしいものですので、興味がある方は是非。

▼個人的評価
・画:★★★★☆
・音:★★★★☆
・話:★★★★★
・特:★★★☆☆
・総:★★★★☆
『チェンジリング』の後、ほどなくして公開されたイーストウッド監督主演『グラン・トリノ』
役者クリント・イーストウッドの最後の主演映画となる。

朝鮮戦争を経験後、年老いたウォルトは愛車の「グラン・トリノ」と、ライフルを磨き上げ、星条旗を掲揚し、古き良きアメリカの姿を見ている。
彼の瞳は、自らが信じた義侠心や道徳を忘れていく現代のアメリカの姿が映る。

老いと孤独、時代の移り変わり、犯した過ちへの葛藤で常に苛立っていた。
かつて栄えた街は白人が去り、隣人は英語も話せないアジア系の一家。
朝鮮戦争の記憶も重なり、その隣人を忌み嫌うが、次第に彼の中で何かが変わってゆく。

かつてのアメリカを象徴するかの様に光り輝く「グラン・トリノ」。
その輝かしいアメリカは消え去り、次に受け継がれることはない。
皮肉な事に、彼はかつて己が信じたアメリカを、この新しい住民の中に見出し決断をする。

曇り空の下、一貫して落ち着いた色調が魅力。
『チェンジリング』と同様、陰影表現を使う映像が主人公の心の孤独を巧みに描写するが、いささか不安定。単純に暗部が潰れる傾向が強く、意図的に闇としたい空間があやふやな物となってしまっている点が悔やまれる。また、やや平面的でフォーカスも甘さを感じる等の点もあるが、作品の空気と相成り大きな不満には至らなかった。

無駄な音楽を一切排した音響設計は素晴らしい。
台詞が重視であり、その全てが明瞭。
彼独特のガラついた深い声をじっくりと堪能出来る。

特典はHD画質でイーストウッドの世界 ?巨匠の仕事に迫る?、グラン・トリノが映すアメリカ文化、こだわりのヴィンテージ・カー。これらのメイキングは必見。


自身監督作品の中で、その集大成として初めて死に様を見せたイーストウッド。
インタビューの中で、イーストウッドは「モン族を描いた映画」と留めているが、アメリカを描き続けてきたイーストウッドにとって一つの答えであり、鎮魂歌であるのかも知れない。

息子カイル・イーストウッドによるエンディング曲「グラン・トリノ」がいつまでも余韻を残す。

クリント・イーストウッド久々の監督・主演作は朝鮮戦争で受けた心の傷の未だ癒えないポーランド系の老人と少数民族モン族出身の姉弟との心の交流をビンテージカー「72年型グラン・トリノ」を素材にして見事なまでに描き切った快作。久々に映画らしい映画を観た気がする。前の監督・主演作である「ミリオンダラーベイビー」の強引な物語展開に不快な印象を受けてしまったために、それ程期待せずに観ることができたのも良かったかもしれない。ただの退屈な自動車映画になっていないのも良い。

この映画は面白い。もちろんストーリーもそうだが、真に面白いのは鑑賞する側に様々な感情を湧き上がらせるということだ。笑える映画という訳ではないが、思わず笑ってしまう場面が何箇所かある。怒りや恐れや不安は多かれ少なかれ誰もが感じるに違いない。また、誰もが泣ける映画と断言はできないが、エンディングではそれぞれ異なる意味で涙を流すことになるかも知れない。おそらく観るものは意識せず喜怒哀楽の表情を各所で放っていることだろう。各場面の精細な分析処理も抱く感想も観るものに任せており、押し付けでない感じなのがまた良い。だが、誰もが何かを感じるだろう。これこそエンターテイメントであり、まさに大衆娯楽としての「映画」ではなかろうか。

ストーリーラインは意外な程シンプル。ただこのシンプルなストーリーこそこの映画を映画らしい映画として屹立させている要と言える。人生、自己認識、存在意義、他者のアイデンティティーの容認、そして生命と死。人間が自らを考察し、人生をちゃんと生きる上で必須の要素が一見冗長でシンプルなストーリーに重厚に絡みつき、物語を太く充実した物にしている。
物語上の重大な出来事に眼を奪われてしまい、単純な復讐劇のように捉える過ちを犯しがちだが、復讐というタームは復讐以上の重要な物を鑑賞する者に残すためにえがかれているに過ぎない。本質は自らを見据えるための他者との心の交流であり、生命の素晴らしさであり、人生の素晴らしさである。よくぞここまで表現しきったと思う。

鑑賞したのが英国版BD(日本語吹替・字幕あり)だったので、国内版と全く同じかどうか保証できない。以下のBDとしての評価は参考程度にしていただきたい。
最近AVCの映画が多い中、映像コーデックはVC-1。両者では世間で言われている程の違いは生じないらしいが、このBDからはややザラついた粒子が目立つ印象を受ける。また晴れた場面でも全体的に暗めでくぐもった色彩だ。輪郭も自然な感じで、あまり鮮明さが強調されていない。ただ、これら全てがこの作品には非常に適合しているので、製作側の意図が大きいのだろう。だからこそVC-1で十分なのかもしれない。5段階で3.5-4/5というところ。
音声コーデックはDolby TrueHD 5.1ch。全体的に無駄なBGMの少ない静かな音作りだ。だが、そのおかげで細かい音が明瞭に聞き取ることができ、真の臨場感を得ることが可能だ。こういう映画こそサラウンドで楽しむのが良いだろう。5段階で4.5/5。

映画好きの全ての人に自信を持って薦められるBDである。私の耳からは未だにエンディング曲の「グラン・トリノ」が離れない。


マディソン郡の橋 特別版 [DVD]


“クリント・イーストウッドとメリル・ストリープがかけた、真実の愛という名の魔法。”
-Owen Glieberman, ENTERTAINMENT WEEKLY

あの感動がデジタルリマスターで甦る。30分に及ぶ『マディソン郡の橋』メイキング映像を初収録。


アイオワ州マディソン郡に屋根つき橋の写真を撮りに来たフォトグラファーと、そこに住む小農場の主婦。
ふたりはごく自然に恋に落ち、わずかな時間の中で完璧なまでに愛を確かめ合い...そして別れていく。

製作・監督・主演を兼任したクリント・イーストウッドとメリル・ストリープの名演が胸を熱くする。
全編アイオワ州マディソン郡で撮影された映像は詩的な美しさに満ちあふれ、原作の世界的ベストセラー小説をさらにドラマティックに映しだす。

片田舎に住む主婦と橋を撮りに訪れた中年カメラマンとの4日間という短くも燃えるような恋を描いた、メリル・ストリープ&クリント・イーストウッド共演で贈る美しくも切ない大人のラブストーリー。

映画『マデイスン郡の橋』 

この本がベストセラーになった時『週刊ブックレビュー』に作者の
ロバ-ト・ジェームス・ウォラーがゲストとして出演したのですが、

雰囲気や話し方が静かで、なおかつ力強い印象を与える、とても
素敵な人で彼自身がキンケイドを演じたら良かったのにと思いました。

でも、あのキンケイドという男は誠実な男ですね。
フランチェスカは同じ女性としてちょっと問題があるなー。

自分の思いの丈をキンケイドに激しくぶつけるシーンがあるでしょう、
あんなことをしておいてねー。

この映画も又ラストシ-ンが「せつない」ですね。

雷鳴とどろく激しい雨の中。キンケイドが雨に濡れながらじーっと
フランチェスカが車の中から出てくるのを待っている。
でも彼女は出てこない。

車の中のフランチェスカに、あきらめながらも最後の決断を促す
かのようにキンケイドが微笑みかける。

互いの胸の内には、言いたいこと、訊きたいこと、確かめ合いたい
ことがうずまいている。それなのに二人は別れてゆく。

とても印象的なシ-ンでした。でも普通は反対ですよね。 
キンケイドみたいな男はいません。

だからこの映画が私の心に残っているのだと思います。


原作よりも映画の方が明らかに優れています。しかし、両者を比較すると映画の脚色部分が良く見え、イーストウッドの真意も明確になりますので小説と映画の両方を鑑賞することをお勧めします。原作は季節外れのヒッピー小説です。かってヒッピーが好んだ神秘主義が核にあります。
イーストウッドはその原作をアレンジして、見事に自分のキリスト教信仰告白の作品に仕立てています。原作に無く映画にあるプロットが明確にそれを指し示しています。
また、原作の方の方に元々盛り込まれていた新約聖書的な構造をイーストウッドの映画の方がはっきりと際立たせています。母親の日記を読んで救われる子供達というプロットをよりはっきりさせている点でも、イーストウッドの原作解釈と脚色は完璧だと思います。(この新約聖書的なプロットを際立たせるために、映画では原作と主人公が入れ換わっています。原作の主人公はキンケイドですが、映画ではフランチェスカが主人公です。これも素晴らしい脚色だと思います。)
イーストウッドは、『グラントリノ』といい、この作品といい、主人公が家からほとんど出ない作品を撮らせたら右に出るものがいない監督だと思います。原作にあるキンケイドのミニマリストとしての特質は、イーストウッドの特質そのものと言ってもいいでしょう。

恋愛なんて、しょせんは《風邪》をひいて熱が出ているのと同じである。問題は、《風邪》が治って熱が引いた後に、人間としての《信頼関係》が出来ているかどうかの問題である。《素敵》な不倫なんて、私は信じない人間である。
単なる不倫..の一言では片付けられない名作です.
そうゆう概念をお持ちの方は最初の5分をみて見なければ良いと思います(^O^)
ただ後悔することは間違いないですね...
まず驚くのは、イーステウッドが監督という緊張感を全く画面から感じさせずに、これほどまでに自然で抑えたバランスで演技をしているという凄さ。
相手にメリル・ストリープという名女優を望んだ故に成し得たことかも知れない。
二人の共演の背後にプロとしての厚い実力がなければ、原書で読んで惹かれたアイオワの匂いは、きっとこれほどまで自然に伝わらなかっただろうとまで思ってしまう。
静かに過ごしたい貴重な日に、まるでモーツアルトをBGMにする様に流していられる秀作。時に手を止め、静かに交わし合う眼差しや会話に惹かれ、頷きながら。
デニーロとストリープの『恋におちて』も、さりげない大人のための秀作。
どちらも、人生を知った上での、愛の本質を捉えていて。


チェンジリング [DVD]

ある日突然、消えた息子。
5ヶ月後に帰ってきた彼は別人だったー。
1928年、ロサンゼルス。
魂で泣く本当にあった物語。

【本篇ディスク特典】
○キャスト&スタッフが語る製作秘話(13:23)

○アンジェリーナ・ジョリー:クリスティン役へのアプローチ(4:56)

【スタッフ】
監督/製作:クリント・イーストウッド「恐怖のメロディ(監督/出演)」「許されざる者(監督/製作/出演)」「マディソン郡の橋(監督/製作/出演)」「ミリオンダラー・ベイビー(監督/製作/音楽/出演)」
脚本:J・マイケル・ストラジンスキー
製作:ブライアン・グレイザー/ロン・ハワード/ロバート・ロレンツ
製作総指揮:ティム・ムーア/ジム・ウィテカー
撮影監督:トム・スターン
音楽:クリント・イーストウッド

【キャスト】
アンジェリーナ・ジョリー「60セカンズ」「トゥームレイダー」「トゥームレイダー2」「Mr.&Mrs. スミス」「ウォンテッド」
ジョン・マルコヴィッチ「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」「ベオウルフ/呪われし勇者」「バーン・アフター・リーディング」
ジェフリー・ドノヴァン「ブレアウィッチ2」「最後の恋のはじめ方」「BURN NOTICE ~消されたスパイ<TVドラマ>」
コルム・フィオール「フェイス/オフ」「シティ・オブ・エンジェル」「パール・ハーバー」「シカゴ」「24 リデンプション)
エイミー・ライアン「カポーティ」「その土曜日、7時58分」
ジェイソン・バトラー・ハーナー「グッド・シェパード」「NEXT-ネクスト-」

【ストーリー】
1928年。ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、クリスティンの勤務中に、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5か月後。警察から息子が発見されたとの朗報を聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た、見知らぬ少年だった??。

【劇場公開情報】
2009/2/20 日劇1他全国公開作品 ロサンゼルスで起きた実話を元に、クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化したサスペンスドラマ。息子が行方不明になり不安を抱える母・コリンズ。数月後、警察が彼女の下にひとりの子供を連れて来るが…。

何故こんなにも評価が高いのかがさっぱりわからない。脚本は夜中にやってるB級サスペンスと何が違うのか。展開されるストーリーが読めてしまいハラハラドキドキ感ゼロ。そして主演のアンジェリーナ・ジョリー。何故この人なの?これはあくまでも個人的な主観だがこの方は不幸な役を演じていてもあまり感謝輸入が出来ないような気がする。(日本人でいうと観月ありさみたいな)観ていて残念な気持ちになった。
クリント・イーストウッド監督作品、
そして、アンジェリーナ・ジョリー主演の感動作という
ことで、かなり期待して観ました。
ここでのレビューの評価が高い理由がわかりました。
最初から最後まで、120分を越える時間を感じさせない
素晴らしい演出。脱帽です。最近、観た作品の中では
完成度においては、飛び抜けています。
まさに息もつかせぬ素晴らしいストーリー展開です。

事実は小説より・・・を地で行く衝撃のストーリー。最愛の息子の「神隠し」の背後にある驚くべき事実、理不尽な仕打ちを受けても些かの揺るぎもない母の愛。見事なまでの腐敗っぷりを演じ切った「敵役」の警察サイドの演技も見事で、アンジェリーナ・ジョリーの可憐なけなげさとのコントラストも見事。イーストウッドのマジックに酔いしれ、2時間20分の尺の長さを全く感じさせません。
まぁもっとサスペンスってか陰謀系なのかと想像してたけど…
やっぱり感情移入させるっていうのは監督の作り方が上手いってことだろうなー。
母親の痛みと強さが伝わってきた。
ムービーアイとか潰れちゃって日本の映画業界では洋画不振とか言うけど、
こういう誠実な作品がちゃんと流行る世の中がいいなぁ。
精神病棟のくだりでは夢野久作を思い出したw

58/100点
行方不明の息子が見付かったが全くの別人、しかし警察は認めようとしない―


1920年代が舞台、母が主役と、自分にはとっつきにくいかなと思いながら冒頭見ていました
しかし途中からの母への感情移入の半端なさ!そして警察への怒り!
事実、貴方も憤りで震えながら前半見る事でしょう
そしてこの辺で終わりかな、という所でまだ話は続きます。そして最後はホロリと―


しかも事実に基づいた話らしい。ちょっと今度調べてみたくなりました
母子物にとっつきにくい人でも最後まで見れます!


ダーティハリー [Blu-ray]

サンフランシスコ警察殺人課のハリー・キャラハン。S&W44マグナムを愛用し、犯罪者へのあくなき執念と、手段を選ばぬ非情な犯人逮捕が彼のトレードマーク。そんな彼を仲間は”ダーティーハリー”と呼んだ。アクション界の雄ドン・シーゲル監督とクリント・イーストウッドの息の合った演出で、刑事アクションの傑作と高い評価を受けた。クリント・イーストウッドの代名詞ともなった「ダーティーハリー」シリーズ代表作。

■映像特典…(約233分)
ドキュメンタリー
インタビュー集(x10)
メイキング
""ダーティハリー""の遺産
ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド
Clint Eastwood: アウト・オブ・シャドー クリント・イーストウッド主演によるアクションシリーズの第1弾。サンフランシスコ警察のハリーが愛用するS&W44マグナムは、彼のトレードマーク。犯罪者への飽くなき執念を見せる彼は、仲間から“ダーティーハリー”と呼ばれていた。

DVDと同サイズの馬鹿でかさ,中途半端に2分冊のデジパック,読みどころのまるでないブックレット,なくても痛くも痒くもないカードとマップ等、不満がいっぱいだったあのBOX。それにくらべると分売品のこのジャケット、モノクロの同一アングルのデザインも購買意欲をそそられるし(いまならセール価格だし)、ならべるとハリーの変遷が一目瞭然で、ながめてるだけであのシーンこのシーンが目に浮かんで来る様だ。という訳で本日あのBOXを処分して分売品を買い直すことに決断したのでございます。



イーストウッド アフター・アワーズ [DVD]


カーネギー・ホールで行われた、イーストウッドとその作品に捧げられた珠玉のジャズコンサート。

1996年10月17日。ベテラン、コンテンポラリーを問わず、ジャズ界の重鎮たちが、一人の男のためにニューヨークのカーネギー・ホールに集結した。音楽家としてではなく、フィルムメーカーとして知られるその男--クリント・イーストウッドのために。映画監督として30年にも及ぶキャリアを持つクリント・イーストウッドだが、ファンならば誰もが彼が根っからのジャズファンであり、彼の作品には常に卓越した音楽性が盛り込まれていることを熟知しているだろう。ジョシュア・レッドマン、クリスチャン・マクブライド、フリップ・フィリップス、チャールズ・マクファーソン、ジェームズ・リバーズ、スライド・ハンプトン、セロニアス・モンク・Jr.、カイル・イーストウッド・クインテット、そしてカーネギー・ホール・ジャズ・バンド等が参加。才能と情熱がほとばしる、映像と音楽の祭典。珠玉のジャズ・コンサート!

"N.Y.のカーネギーホールで行われた演奏会の模様を収録。クリント・イーストウッドを敬愛するジャズプレイヤーたちが華麗な演奏を披露する。“WARNER COLLECTION 今だけ\1,980 第2弾”。"



許されざる者 [Blu-ray]


アカデミー賞(R) 4部門受賞
作品賞(1992)監督賞 編集賞 助演男優賞

“イーストウッドの最高傑作 - そして過去20余年に作られた中で最高のウエスタン。”
- Mike Clark, USA TODAY

『許されざる者』は“私がウエスタン映画について思っていたこと全てを要約した”現代の古典作品だ、と監督/主演のクリント・イーストウッドはかつて the Los Angeles Times紙上でこう語った。アメリカ映画協会の選出したアメリカ映画ベスト-100に名を連ね、1992年のアカデミー賞(R)では作品賞、監督賞、助演男優賞(ジーン・ハックマン)、編集賞(ジョエル・コックス)を含む4部門を受賞。イーストウッドとモーガン・フリーマン演じる元アウトローのコンビは、その手に再び銃を持ち、最後の追跡の旅に出る。リチャード・ハリスは名の知れた殺し屋を、ジーン・ハックマンは如才ない魅力そして残忍さを併せ持つ保安官を好演した。『許されざる者』こそが“我々の世代を代表するウエスタンである。”(Kenneth Turan, Los Angeles Times)


【映像特典】
-リチャード・シッケルによる音声解説
-イーストウッド・オン・イーストウッド(68分)
-10周年記念 ドキュメンタリー(22分)
-メイキング(23分)
-イーストウッド・ドキュメンタリー(15分)
-マーベリック : “Duel at Sundown” (49分)
19世紀末のアメリカを舞台に、過去をひきずる男たちの悲劇を描いた、クリント・イーストウッドが製作、監督、主演を務めた本格ウエスタン。ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマンら豪華スターが競演。アカデミー賞4部門を受賞した作品。「1枚買うと20枚当たる!ワーナー Blu-rayキャンペーン」対象商品。

ブルーレイをツタヤで借りまして。すぐにアマゾンで注文いたしました。見てない方、必見ですよ。
eastwood is the best director of our age.
this is the last westen.


ペイルライダー [Blu-ray]


クリント・イーストウッド主演・監督の本格ウエスタン。
男は正義のために、銃をとる。


1850年。静かな平和が築かれていた町は、非常で野心旺盛な企業家ラフッドによって破滅され始めていた。そこへ訪れた牧師の服を身につけた男。彼は、街を牛耳る悪徳保安官一味、さらには独裁を企むラフッドと対立。いつしか町民たちの危機を救うべく、ガウンの下に隠していたガンマンの血をたぎらせ、たった一人対決を挑むのだった。クリント・イーストウッドが単身で乗り込んでいくクライマックスはウエスタン史に残る名場面。
クリント・イーストウッド監督、主演による西部劇。ゴールドラッシュにわく、カリフォルニアの街ラフッド。金の採掘場を手に入れようとする悪徳企業家と一匹狼のガンマンとの対決を描いた作品。

遠い山並みや、木々の紅葉など自然の風景が美しく描写されていて、まさにブルーレイの本領を発揮できる作品である。特に、晴れ渡った空の「目にしみる青さ」が印象的で、それが家屋の中の暗さとコントラストをなしていて何とも心地いいのだ。

ただ、少々欠点も目に付く。晴れた屋外の解像度はかなり高いのだが、曇天時や屋内の暗いシーンでは、ノイズが増えて解像度が一気に下がってしまうのだ。おそらくフィルムの感度の低さによるものだと思うが、風景描写が美しいだけにその落差が余計に気になるのだ。
話の内容も、クリント・イーストウッドのいつも通りのストイックさは好感が持てるが、ラストはもっと盛り上げても良かったのかなとも思う。少々淡々としていた感は否めないのだ。

ただ、そうはいっても彼の人間を見つめる目は、相も変わらず優しく慈愛に満ちている。
悪に対しては容赦はないが、市井の人々へは寛容であり、理解を示す。
クリント・イーストウッド…決してブレる事のない男である。
決して積雪が溶ける事などないと思わせる荒涼とした山々、もはや朽ちかける間際の最後の煌めきの如き紅葉、晩秋の大自然を捉えた巻頭のクレジット・タイトルだけで、既存DVD版より明らかに向上したBDのクオリティの高さに満足した。
以下、一攫千金を夢見る貧しき人びとの慎ましやかな日常と生活感を、ゴールドラッシュ最中の開拓時代のアメリカ中西部の雄大な大地を、そして、日差しの強さは感じられないものの鮮やかな陽光の暖かさと肌に当たるひりひりとした風の冷たさがダイレクトに伝わってくる様な感覚を、美しく映し出すブルース・サーティスの撮影。渓谷を覆う雪の白さと室内での効果的な影のコントラストの妙。公開から25年を経て、正にBDでこそ味わえるイーストウッドとの名コンビから生まれた様々な傑作たちの集大成と思える優れた仕事ぶりだ。
これは、可憐な少女の涙と共に神に込められた思いの体現者としての"名無しの牧師(ガンマン)"の物語。「荒野のストレンジャー」の後日談。もしくは、イーストウッドによるもうひとつの「シェーン」。
ハードボイルドにして、リリカル。誰もが胸すく勧善懲悪映画であり、ケレン味溢れる西部劇であり、心に残る神話的物語にして、イーストウッド映画の真髄に触れられる傑作。
西部劇ファンなら往年の悪役ジョン・ラッセルを、アクション映画ファンなら007シリーズのジョーズことリチャード・キールを、SF映画ファンなら「遊星からの物体X」のリチャード・ダイサートとチャールズ・ハラハンの顔を、敵役の中に見つけてニヤリとする事だろう。
「ガントレット」ほどの品質差はないが、このクオリティなら買いの1枚。

Version: ALL (U.S.A, Japan, U.K, AUS, E.U) / Warner / Region Free
VC-1 BD-25 / Advanced Profile 3 / AACS
Aspect ratio: 2.40:1
Running time: 1:55:46
Movie size: 24,33 GB
Disc size: 24,85 GB
Total bit rate: 28.03 Mbps
Average video bit rate: 21.38 Mbps

Dolby Digital Audio English 640 kbps 5.1 / 48 kHz / 640 kbps
Dolby TrueHD Audio English 1559 kbps 5.1 / 48 kHz / 1559 kbps / 16-bit (AC3 Core: 5.1 / 48 kHz / 640 kbps)
Dolby Digital Audio French 192 kbps 1.0 / 48 kHz / 192 kbps
Dolby Digital Audio German 192 kbps 1.0 / 48 kHz / 192 kbps
Dolby Digital Audio Italian 192 kbps 1.0 / 48 kHz / 192 kbps
Dolby Digital Audio Spanish 192 kbps 2.0 / 48 kHz / 192 kbps
Dolby Digital Audio Spanish 192 kbps 2.0 / 48 kHz / 192 kbps / Dolby Surround
Dolby Digital Audio Japanese 192 kbps 1.0 / 48 kHz / 192 kbps

Subtitles: English SDH, Swedish, French, Spanish, Danish, Dutch, Finnish, German, Italian, Japanese, Norwegian, Portuguese
Number of chapters: 28

#Theatrical Trailer
同作品のDVDとは別物。そのくらい画質に差がある。買い直す価値があるというよりブルーレイで観ないとこの作品の価値はでないとまで断言する。勿論、故山田氏の吹き替えも入っている


続・夕陽のガンマン [Blu-ray]

セルジオ・レオーネ&クリント・イーストウッドの
ゴールデンコンビが放つマカロニ・ウェスタンの金字塔、
ついにブルーレイで登場!


<キャスト&スタッフ>
ブロンディー…クリント・イーストウッド(山田康雄)
エンジェル…リー・ヴァン・クリーフ(納谷悟朗)
トゥーコ…イーライ・ウォーラック(大塚周夫)

監督:セルジオ・レオーネ
製作:アルベルト・グリマルディ
音楽:エンニオ・モリコーネ

<ストーリー>
南北戦争の混乱の中、賞金稼ぎのブロンディーは賞金がかかった悪党と手を組んで荒稼ぎをしていた。そんな折、巷で話題になっていた20万ドルを盗み隠した男の死に際に出会う。たった一人隠し場所を訊いたブロンディー。だが彼の周りには軍隊、賞金稼ぎ、賞金首の男……それぞれの男たちの欲望が、友情と裏切りの狭間で死闘を繰り広げるのだった。果たして20万ドルは本当にあるのか?最期に手にするのはいったい誰なのか……?

<ポイント>
★1080p HDの超高画質ハイビジョン映像
★ピュアなデジタルサウンドを体現するロスレス・オーディオ
★本編を観ながら操作ができるポップアップ・メニュー
●クリント・イーストウッド主演。『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』に続き、セルジオ・レオーネ監督と三度手を組んだマカロニ・ウェスタンのファンならずとも必見の娯楽作品。ついにブルーレイで登場!
※日本語吹替音声は、現存するテレビ放送当時のものを収録しております。そのため一部吹替の音源がない部分は字幕スーパーとなっております。

<特典>
●リチャード・シッケル(映画評論家)による音声解説
●メイキング:レオーネの西部劇
●メイキング:レオーネの作風
●ドキュメンタリー:「南北戦争の真実」
●ドキュメンタリー:「復活した完全版」
●モリコーネの音楽と『続・夕陽のガンマン』
●映画音楽史研究家が語るモリコーネの音楽性 (※音声のみ 対訳表付き)
●未公開シーン集 (2種)
・トゥーコの拷問シーン(全長版)
・“ソコロ”のシークエンス(再現版)
●予告編集 (2種)
・オリジナル劇場予告編
・フランス語版予告編
●隠しコマンド (4種) セルジオ・レオーネ監督とクリント・イーストウッドのコンビが放つマカロニウエスタンの名作。南北戦争の末期、20万ドルを盗み隠した男の死に際に遭遇したブロンディーは、手を組んだ悪党と共に隠された金を探す旅に出る。

この映画を自宅で、ここまで堪能できる時代に感謝します。イーストウッドマカロニ3部作の先陣を切って発売されましたが残りの2作もぜひ発売していただきたいです。
セルジオ・レオーネは、「ワンス・アポン・ナ・タイム・イン・アメリカ」しか見ておらず、この映画もDVDで初めて鑑賞しましたが、先日BSテレビで見た「荒野の用心棒」なんかとはまるでスケールが違うので、驚きました。南北戦争を背景にした冒険映画というべきでしょう。
この作品は、完全版と不完全版(アメリカ公開版?)があるみたいで、当然、DVDなら3時間の完全版を購入すべきでしょう。このBLU=RAYは、3時間版です。
いやー、今までこの映画を見逃していたのが恥ずかしいぐらいの傑作。「続・」って日本語タイトルが良くないんです。

何をおいても、コレしかないくらいの傑作、マカロニ・ウエスタンです。少し荒れた映像といい、エンニオ・モリコーネの音楽といい、最高です。特に若く脂の乗ったクリント・イーストウッドのクールな演技にはまたまた痺れました。


Last updated:Fri Dec 11 18:42:45 JST 2009
Yahoo!映画 - クリント・イーストウッド
映画情報が満載のYahoo!映画。ここではクリント・イーストウッドについて紹介しています。その他、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーやユーザーレビュー、オンラインで楽しめる映画作品などを紹介しています。
クリント・イーストウッド(Clint Eastwood) のプロフィール - allcinema
本名はClinton Eastwood Jr.。幼い頃、父の仕事の関係でオークランドに移住。高校卒業後、伐採工などした後、陸軍に入隊。除隊後ロサンジェルス・シティ・カレッジにて演技を学ぶ。その後ユニヴァーサルと契約する.
グラン・トリノ : クリント・イーストウッドが語る「グラン・トリノ ...
2009年4月25日 ... グラン・トリノの必見、注目特集。特集ではインタビューや編集部独自の視点で映画のみどころを紹介。
イーストウッドの館
ようこそ、イーストウッドの館へ。ここは、クリント・イーストウッドの魅力を伝えるサイトです。どうぞ、ごゆっくりしていって下さい. 1月1日更新! 本年もヨロシクお願い致します! イーストウッド監督の新作『ザ・チェンジリング』最新情報 ...
クリント・イーストウッド
本名はクリント・イーストウッド・ジュニア。子供時代は父の仕事の関係で、北カリフォルニア州内で引っ越しと転校を繰り返す。45年にオークランドで一家が定住すると、チャーリー・パーカーの演奏を生で聴いたのがきっかけでジャズに傾倒。 ...
Clint Eastwood (クリント・イーストウッド) - goo 映画
Clint Eastwood (クリント・イーストウッド)の出演・監督作品の一覧はこちら。Clint Eastwood (クリント・イーストウッド)のニュースや写真も見られます。
Amazon.co.jp: クリント・イーストウッド伝説: ダグラス・トンプソン ...
「ローハイド」から「ミリオンダラー・ベイビー」まで。50年以上にも及ぶ映画キャリアを持ち、映画界最高の成功を収めたハリウッドの象徴―75歳の俳優&監督クリント・イーストウッド伝説のすべて!豊富なインタビューをもとに、知られざる私生活まで描いた ...
クリント・イーストウッドとは - はてなキーワード
クリント・イーストウッド - Clint Eastwood アメリカの映画監督、俳優。作曲家。映画製作者。 1930年5月31日アメリカ/サンフランシスコ生まれ。 本名:Clinton Eastwood Jr. 身長:188cm 略歴 大恐...
クリント・イーストウッド:象のロケット<映画DVD総合ナビゲーター>
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クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)のプロフィール:生年月日、出身地、結婚・離婚歴、交際歴、家族構成、略歴、作品一覧など.
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「クリント・イーストウッド」の生涯出演映画は(55)つ。「クリント・イーストウッド」の共演者と出演作品を年代別で閲覧できます。