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リチャード・ウィドマーク


地獄の戦場 [DVD] FRT-299

???第二次世界大戦、太平洋戦線のさなか、米国海兵隊B中隊は南太平洋の日本軍のロケット砲が待ち構える島に上陸。中隊長アンダーソン(リチャード・ウィドマーク)はロケット砲の所在地を突き止める任務へつき、やがて捕らえた捕虜から、崖の中腹にある洞穴の中にいる日本軍将校らが降伏を求めているとの情報を得るが…。
???戦後まもない1950年、海兵隊の全面協力の下で製作された総天然色の戦争映画大作。戦闘スペクタクル・シーンもさながら、戦前の反戦映画の名作『西部戦線異状なし』(1931)を撮ったルイス・マイルストン監督は、ここでも兵士たちの極限状況における言動と繊細な心理を、的確に描出している。ここでの日本軍は、原題にもある「モンテヅマの宮殿」に倣ったネイティヴ・アメリカンのような扱いだが、将校の中に明治大学野球部出身者がいたりと、妙にリアルなところもある。(的田也寸志)

戦闘シーン中心の戦争映画と言うより、苦悩する兵士それぞれのヒューマンドラマです。戦争という、国のために殺し合い、仲間を失ってゆく狂気の現実を直視できない人間をよく描いています。リマスターされているのか画質の良さに驚きました。
このシリーズには驚かされる。
安かろう悪かろうは通用しません。
この地獄の戦場は、元々の発売元のものは3000円程度します。
しかし本作は6分の1です。
内容は全く問題ありません。
硫黄島ブーム?ではありませんが、その乗りの中で見られても作品の出来は秀作です。
当時の米国海軍が前面協力しての撮影は迫力もあります。
キャストも豪華でカラー映像もきれいで当時の戦争映画としては秀作です。


復讐鬼スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]

弟を殺したのは黒人医師だ!
行き場のない犯罪者の怒りが夜の町に爆発する!


<キャスト&スタッフ>
レイ……リチャード・ウィドマーク
イーディス……リンダ・ダーネル
ウォートン……スティーヴン・マクナリー
ルーサー……シドニー・ポワチエ
ジョージ……ハリー・ベラヴァー
ジョージ……ディック・パクストン

監督……ジョセフ・L・マンキ-ウィッツ
製作……ダリル・F・ザナック
脚本……ジョセフ・L・マンキウィッツ/レッサー・サミュエルズ
撮影……ミルトン・クラスナー
音楽……アルフレッド・ニューマン
●字幕翻訳:飯田 伴子

<ストーリー>
群立病院で刑務所病棟を担当する黒人医師ルーサーは、怪我をした強盗犯兄弟を診察する。一人は、銃創よりも脳溢血の疑いがあったため検査するが、その途中で患者は死んでしまう。兄である共犯者レイは、黒人のルーサーが弟を殺したと思い込み、復讐を指示、スラム街の白人が黒人街を襲おうとするが、情報を得た黒人たちは先回りして白人たちを袋叩きにしてしまう。怒ったレイは脱走し、ルーサーを罠にはめようと画策を始めた……。

<ポイント>
●ジョセフ・L・マンキーウィッツとレッサー・サミュエルズの競作による脚本はアカデミー脚本賞にノミネートされた
●迫力ある白黒撮影は『愛の泉』でアカデミー賞受賞のミルトン・クラスナー
●音楽はアカデミー賞受賞に10回輝く映画音楽の巨匠アルフレッド・ニューマン
●ビリングは助演だが、『野のユリ』でアカデミー賞を受賞した名優シドニー・ポワチエが主役級の活躍
●劇場未公開作品

<特典>
●オリジナル劇場予告編 ジョセフ・L・マンキ-ウィッツ監督が放つサスペンス。黒人医師が弟を殺したと思い込んだ強盗犯のレイは復讐を指示。スラム街の白人が黒人街を襲おうとするが、黒人たちは先回りして白人たちを袋叩きにする。“スタジオ・クラシック・シリーズ”。

『記憶の代償』、『イヴの総て』などジャンにこだわらず、垢抜けて洗練された手腕を見せるジョゼフ・L・マンキーウイッツ監督によるフィルム・ノワール。

そんなわけで主要登場人物はこの手の映画に欠かせない情緒不安定の男で、傑作『街の野獣』で名演を見せたリチャード・ウィドマークが本編でも迫真の演技をみせます。レイというこの男、さらに人種偏見に凝り固まっていて、それに相対するのがシドニー・ポワチエふんする若きブルックス医師です。この二人の衝突と葛藤がゆっくりと、しかし確実に大事件に発展していあたり丁寧な演出によって徐々に緊迫感が高まっていくのがまじまじと体感できます。

その後、映画は急展開。いよいよ二人の主人公が直接対峙するラストまでノンストップ感覚で突き抜けていきます。途中、一連の事件に巻き込まれていくリンダ・ダーネル扮するこれも偏見に凝り固まったレイの義理の妹イーディーが人の世の暖かさについていろいろと学んでいく姿も全体の流れのなかにうまく挿入されていて、嫌味を感じさせません。

が、しかしこの映画の迫力はやはり不敵な男を熱演するウィドマークと良識ある若者の姿を表現するポワチエの力量によるところが大きいでしょう。この二人はよほど相性がいいと見えて、ほかにも『長い船団』、『駆逐艦ベッドフォード作戦』などでコンビを組んでいます。はたして偏見の権化である復讐鬼と、良識ある若き医師との直接対峙はどんな結果をもたらすのか。最後まで飽きさせることなく怒涛のごとく物語は突き進みます。
シドニー・ポワティエに初めて本格的な役がついた映画。
リチャード・ウィドマーク主演。

どうして日本劇場未公開なのかがわからないほど
重厚でサスペンスに満ちた作品だ。見ごたえがあった。
さすがマッキーウィッツだ。
ポワティエとウィドマークの演技合戦は引き分け。つまり
どちらも圧倒的にすばらしい。ポワティエはやっぱかっこいい。



悪の花園 [DVD]

ゲイリー・クーパー、リチャード・ウィドマーク、スーザン・ヘイワード、
ハリウッド三大スター共演!
聖地に眠る金鉱をめぐる人間の欲望を描いた異色ウェスタン。


<キャスト&スタッフ>
フッカー…ゲイリー・クーパー
リー・フラー…スーザン・ヘイワード
フィスク…リチャード・ウィドマーク
ジョン・フラー…ヒュー・マーロウ
デイリー…キャメロン・ミッチェル
歌手…リタ・モレノ
ビセンテ…ビクター・マニュエル・メンドーザ

監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:チャールズ・ブラケット

●字幕翻訳:飯嶋永昭

<ストーリー>
1850年、落盤事故で金鉱に閉じ込められた夫を救いたいという美貌のアメリカ人女性リーの願いを聞き入れて、元保安官フッカーやイカサマ賭博師フィスクら4人の男が、メキシコからカリフォルニアへと彼女の旅に同行することに。しかし、金鉱はネイティヴ・アメリカンの聖地“悪の花園”の中にあるというが、彼女はその地図を誰にも見せようとはしない。女と金への欲に魅せられ焦りつつ、男たちはようやく金鉱へ到着するが……。

<ポイント>
●ゲイリー・クーパー、リチャード・ウィドマーク、スーザン・ヘイワード、ハリウッド三大スターの共演。
●1850年、ネイティヴ・アメリカンの聖地“悪の花園”に眠る金鉱で生き埋めになった夫を救うべく男たちを雇った美貌の人妻。金に取りつかれた人間の欲望を赤裸々に描いた異色西部劇。
●美貌の女をめぐる男たちの愛欲、ネイティヴ・アメリカンの襲撃と、ラストの名台詞に向かってサスペンスが否応にも突き進んでいく。
●フィルムノワール作品に顕著なファム・ファタールの要素を西部劇に取り入れた意欲的作品。
●監督は『ナイアガラ』『勇気ある追跡』など多彩なジャンルの作品を手がけた名匠ヘンリー・ハサウェイ。
●シネマスコープ画面いっぱいに映えるメキシコ・アカプルコ方面ロケによる乾いた風景の美しさと、ドス黒い人間の心の醜さが巧みに対比。

<特典>
●ミュージック・スコア
●メイキング・オブ・「悪の花園」
●ヘンリー・ハサウェイ:厳しさの中に
●オリジナル劇場予告編
●プレスブック・ギャラリー
●プロモーション・ギャラリー
●スティル・ギャラリー 『西部開拓史』のヘンリー・ハサウェイ監督が、ゲイリー・クーパー、リチャード・ウィドマークら豪華キャスト共演で描いた西部劇。落盤事故にあった夫を救うため、妻は4人の男たちを雇いカリフォルニアへ向かうが、行く手には困難が立ちはだかり…。

遥か昔(笑)、TVのゴールデン洋画劇場で観ただけなのですが、主役のクーパーを完全に喰っていたリチャード・ウィドマークの存在感は、子供心にも強烈な印象でした。ノートリミングの綺麗な画質で再見出来るのは嬉しいのですが、やはりウィドマークのセリフは大塚周夫の声で聴きたかった。
ゲイリー・クーパー&リチャード・ウィドマークが出ている時点で未見ですが購入決定です。
この時代の映画はレンタルビデオ屋にもあまり置いてなかったりTV放映もされなくなってきているのでなかなか観れないため非常に嬉しいDVD化です。


情無用の街 [DVD]

第一次大戦後のギャング達とFBIの対決を、
実際に起こった事件をベースに脚色した
ドキュメンタリータッチのギャング映画


<キャスト&スタッフ>
アレック・スタイルズ…リチャード・ウィドマーク
コーデル…マーク・スティーブンス
ブリッグス…バーバラ・ローレンス

監督:ウィリアム・キ-リー

●字幕翻訳:栗原とみ子

<ストーリー>
センター・シティの街は殺しに強盗と荒れていた。遂にFBIの出動となり、FBIの優秀なエージェント、コーデルが潜入捜査に入った。冷静なギャングのボス、スタイルズはコーデルが気に入り仲間に引き入れた。スタイルズは警察内部にもコネを持ち、コーデルがFBIだと知る。工場を襲う晩、ついでにコーデルを始末しようと企むが……。

<ポイント>
●第一次大戦後のギャング達とFBIの対決を、実際に起こった事件をベースに脚色したドキュメンタリー風のギャング映画
●第一次大戦後、初めて作られた本格的なギャング映画。セミ・ドキュメンタリー・タッチが絶賛された。
●当時では珍しい現地ロケが敢行され、FBIの内部や訓練所などは本物を使用した。当時のFBIの捜査方法や鑑識方などがリアルに描かれている。
● リチャード・ウィドマークがそのクールさ、時折見せる優しい笑顔、男の色気など見せる。

<特典>
●オリジナル劇場予告編

※限定品につき、数に限りがございますので、ご注文はお早めに。 第一次大戦後のギャングとFBIの対決をベースに脚色した、ドキュメンタリータッチの犯罪ドラマがリニューアルジャケットで登場。FBIエージェントのコーデルはギャングのボス・スタイルズに気に入られ、仲間に引き入れられるが…。



ガンファイターの最後 [DVD]

ドン・シーゲル監督が、“アラン・スミシー”名義でロバート・トッテンと共に監督を務めた異色ウェスタン。テキサスでフランクが務めるのは古きよき時代をしのばせる古風な保安官。しかし、次第に町の実力者たちから煙たがられ…。 アラン・スミシー名義でドン・シーゲル監督放った異色ウエスタン!リチャード・ウィドマーク、レナ・ホーン、ジョン・サクソンほか出演。



折れた槍 [DVD]

社会派エドワード・ドミトリク監督による骨太西部劇の傑作!


<キャスト&スタッフ>
マット・デブロー…スペンサー・トレイシー
ジョー・デブロー…ロバート・ワグナー
ベン…リチャード・ウィドマーク
バーバラ…ジーン・ピータース

監督: エドワード・ドミトリク
脚本: リチャード・マーフィ
原作: フィリップ・ヨーダン
製作: ソル・C・シーゲル
●字幕翻訳:深沢三子

<ストーリー>
1880年代のアメリカ南西部。大牧場主マットには、先妻の間に生まれたベンら3人の息子と、今の妻であるネイティヴ・アメリカン女性との子ジョーの家族がいた。あるとき、銅の精錬所から流れ出た鉱毒のためマットの家畜が大量に死ぬ事件が起き、抗議の果ての激しい銃撃戦によってマット側は精錬所に訴えられ、ジョーが入獄。そしてマットは、農場の一部を精錬所に売ろうと図るベンたちに叛かれ、病床についてしまう……。
折れた槍 [DVD]折れた槍 [DVD]折れた

<ポイント>
●1880年代、南西部大農場主の家庭内の骨肉の争いを、社会派エドワード・ドミトリク監督が骨太の人間ドラマとして描いた西部劇。
●アカデミー賞原案賞受賞(フィリップ・ヨーダン)
●牧場主に扮した名優スペンサー・トレイシーの見事な性格演技。息子に扮したリチャード・ウィドマーク、ロバート・ワグナーらの若々しく情熱的存在感。
●銅山の廃液、先住民への差別など、今日の社会問題の数々を真摯に描く異色ウエスタン!

<特典>
●オリジナル劇場予告編
●ムービートーン・ニュース: 「アカデミー賞」 『ワーロック』のエドワード・ドミトリク監督がスペンサー・トレイシー主演で描いた西部劇。牧場主の父は、先妻との間に生まれた3人の息子と、インディアンの後妻との間に生まれた息子・ジョーと共に家畜泥棒を追跡するが…。

古い映画でも正規メーカーが発売するとジャケットの魅力で購入意欲が増します。
この映画は未見ですが、スペンサー・トレイシーやリチャード・ウィドマークという名優が出演していますし、古き良き時代の西部劇なので面白いに決まっていると思いますので是非購入しようと思っています。


死の接吻 [DVD]

リチャード・ウィドマークが殺し屋を演じ、彼の名を一躍世に知らしめたデビュー作。組織に恨みを持つ前科者が密告者として警察に協力するが、彼の前に冷酷なギャングが立ちふさがる。薄笑いを浮かべながら老婆を階段から突き落とすシーンが話題に。 組織に恨みを持つ前科者が警察に協力し組織に接触を試みるが…。リチャード・ウィドマークの殺し屋演技が光る作品。監督ヘンリー・ハサウェイ、主演ヴィクター・マチュアで贈る犯罪サスペンス映画。

「死の接吻」の原題は「Kiss of Death」。これは「死の接吻」だけでなく「身の破滅招くもの」、「災いの種」という意味がある。この作品まさに身の破滅を招いた過程を描いた傑作。
宝石強盗に失敗したニック(ヴィクター・マチュア)が仲間の裏切りによる妻の自殺をきっかけに密告者となる。その結果、娘や新たに結ばれた女性にも身の危険がおよんで行くといったサスペンス。
宝石強盗を行ったビルから逃れようとする一味のエレベーター内の心理状況を途中で止まるエレベーター内の様子と非常ベルに向かっていく宝石商を相互に映して描いたシーンは緊張感満点。殺し屋トミー(リチャード・ウィドマーク)に狙われることになるニックが眠れぬ一夜を過ごすシーンやトニーと対決するレストランで狭いカーテンの隙間から表れるトミーの顔など今観ても背筋がゾクッとする名シーンが満載。
この作品の主題である接吻も恋人とのキス、愛する娘とのキス等様々な形で表現されている。しかし、その愛する者を密告という形で危険にさらすことになり、その身の破滅を招いた根源が自分の行った宝石強盗であるという因果は恐ろしいほど見事に描かれている。
この作品の主人公はヴィクター・マチュアだが、殺し屋トミーを演じたリチャード・ウィドマークのイカレっぷりは最高で完全に主役を喰っている(特に彼の大胆不敵な笑い声は恐ろしい)。彼のデビュー作であるとともにアカデミー助演男優賞ノミネートの作品でもある。
1994年にデヴィッド・カルーソとニコラス・ケイジでリメイクされているが、やはりオリジナルのセンセーショナルな印象は超えられなかった。ヘンリー・ハサウェイ監督のノワールの傑作だ。





「フェッ、フェッ、フェッ!」ハイエナのような笑い声が響きます。『死の接吻』の代名詞、殺し屋トミー・ユドの笑い声です。このシーンでにんまりしてしまう以外、どこも笑うところの無いシリアスな展開のフィルムノワール。そして、これはシリアスな犯罪映画としては一級の出来栄えです。

『砂漠の鬼将軍』、『ネバダ・スミス』など多くの娯楽作品を手がけたヘンリー・ハサウェイ監督ですが、いつもどこか辛らつな人間関係を描くのに長けた人でした。そんな監督の持ち味が十分活かされたのが本編です。ヴィクター・マチュア扮する前科者の主人公ニックが巻き込まれている切実な状況を、淡々としかしじっくり描いているあたり思わず見入ってしまいます。思い起こせば、音楽もろくに挿入されていなかったように感じます。特に複雑なカメラの動きは押さえ、画面にただよう静寂さ、俳優の息吹、陰影の美しさで見せきってしまうところは見事。もちろん、優秀な俳優陣あっての技ではあります。そして映画は、犯罪、裏切り、緊張、対決などに代表される辛らつな人間関係を赤裸々に、かつスマートに展開させていきます。

この映画で最も注目されたのが『街の野獣』や『暗黒の恐怖』で名高いフィルム・ノワールのアイコン、リチャード・ウィドマーク。ふざけた態度で冷酷な行為を行う殺し屋トミー・ユドは彼の代名詞ともなっています。それに負けずとも劣らない名演を見せるのが密告者の前科者ニックを演じたヴィクター・マチュア。とかく『サムソンとデリラ』や『聖衣』などのスペクタクル映画で見せた肉体派のイメージが強くなってしまうマチュアですが、本編では追い詰められる男の繊細な心理描写をうまく表現しています。間違いなく『死の接吻』は彼にとっても代表作の一つといっていいでしょう。ニックに協力を要請する優秀な検事にフィルム・ノワールの常連ブライアン・ドンレヴィーが扮し、頭脳明晰かつ情の厚い人物を好演して物語に奥行きを加えています。ニックをいたわる心優しい若妻を美しく可憐なコリーン・グレイが演じています。とても可愛く健気な彼女の存在がフィルムの癒しとなっています。

とかく重すぎになってしまうシリアスな犯罪者同士の密告というテーマが、まじめでしっかりとした演出と素晴らしい出演陣の力で引き込まれるような魅力を持つ重厚な人間劇としてまとめられています。フイルム・ノワールの研究本『ROUGH GUIDE TO FILM NOIR』は本編をこれまで作られてきたフィルム・ノワールのベスト50のなかにランクインさせていますが、それも納得の傑作です。


本作はR・ウィドマークの悪役ぶりが有名な作品で確かにその通りで、最初観たときはウィドマークしか注目していなかったせいか、全体としての印象は普通でしたが、改めて観ると、ウィドマークの悪がいかに真性の悪か、主演のV・マチュアの苦悩との絡みが綿密にドキュメンタリー・タッチで描かれ、改めて観たとき、見方も変わり、何の情報もなく観れば、犯罪映画の傑作の部類と感じました。その他、B・ドンレヴィも好演で、R・ウィドマークのニヒルな笑いが印象的過ぎて、その評判に惑わされた感じで、観れば観るほど味のある映画と思いました。


ニュールンベルグ裁判 [DVD]

第二次大戦は終わっていない!
社会派映画の巨匠S・クレイマーが世界に問うた世紀の課題。

遂にDVDで登場。!


<キャスト&スタッフ>
ダン・ヘイウッド…スペンサー・トレイシー
エルンスト・ヤニング…バート・ランカスター
ローソン大佐…リチャード・ウィドマーク
ベルトホルト夫人…マレーネ・ディートリッヒ

監督:スタンリー・クレイマー
製作:スタンリー・クレイマー
脚本:アビー・マン
音楽:アーネスト・ゴールド
●字幕翻訳:寺尾 次郎

<ストーリー>
第2次世界大戦終結後、ドイツのニュルンベルグで行なわれた国際軍事裁判の中、アメリカの地方判事ヘイウッドが裁判長を務める法廷では、世界的権威の法律学者で第三帝国憲法の起草にも加わっていたヤニングを被告人の一人とする裁判が開廷されてゆく。アメリカ側のロースン検事と、ヤニングの教え子でもあったドイツ人弁護士ロルフの激しい論争。その中でヤニングだけは他の被告人と異なり、自らの罪を認める発言をするのだが……。

ニュールンベルグ裁判ニュールンベルグ裁判ニュールンベルグ裁判ニュールンベルグ裁判

<ポイント>
●東京裁判と並ぶ第2次世界大戦後の国際軍事裁判。その中でユダヤ人迫害をめぐる人道的立場に焦点を絞り、社会派スタンリー・クレイマー監督がオールスター・キャストで描いた反骨の裁判劇。
●白熱する法廷シーンの論争はまさに戦後米独のバトル。基本はさまざまな史実を組み合わせて構築されたフィクション劇だが、その中で勝者が敗者を裁く矛盾や、真の戦争責任が追及されていく。
●アカデミー賞9部門候補のうち、ドイツ弁護士役マクシミリアン・シェルが主演男優賞、原作者でもあるアビー・マンが脚色賞を受賞(本作の原作は、彼が脚本を手がけたTVドラマ)。スタンリー・クレイマー監督はゴールデングローブ賞監督賞を受賞。
●マレーネ・ディートリッヒが『リリー・マルレーン』を口ずさむ! 『招かれざる客』のスタンリー・クレイマー監督が豪華キャスト共演で描いた裁判ドラマ。終戦後のドイツでユダヤ人虐殺に加担した関係者を裁く軍事裁判が開廷。彼らの戦争責任をめぐり、検事と弁護士が激しく対立するが…。

 法廷物の為か古さも感じず、実に面白く観れました。

 初の老け役を重厚に演じるランカスター、老いてなお美しいマレーネ・ディートリッヒ、眼光鋭い連合軍側の検察官を演じるリチャード・ウィドマーク、新進気鋭の弁護士振りが見事なマクシミリアン・シェル、辛い経験から人間の残骸の様になったモンゴメリー・クリフトとジュディ・ガーランド、そして噂通りに演技が実に自然なスペンサー・トレイシー、どの役者も素晴らしかったです。

 あと、ランカスター以外の被告を演じていた俳優達の狡猾ながら凡庸で弱々しい雰囲気もやや紋切り型ながら見事でした。

 しかし、お国柄か一億総懺悔の日本に比べてドイツ側の同胞をあらゆる手段を講じて守ろうとする姿勢には皮肉ではなく感心しました。

 戦勝国が敗戦国を裁く行為、特に当時の政権下では適法な行為を行った者を裁く事が持つ不条理さ、困難さには考えさせられました。

 白黒画面ですが、リマスタリングがしっかりしているので画面も美しく、3時間弱の長尺も気になりません。
 
 
 判事、検事、被告人、弁護人、証人のそれぞれ
が、懸命に法廷で自らが為すべきことを為す姿が
丹念に描かれている。それ故だと思うが、勝者が
敗者を「裁く」政治セレモニーの是非・当否につ
いて、裁判の最終段階で被告弁護人のドイツ人弁
護士が鋭く衝き、また、それに対してアメリカ人
裁判長が誠実に自分の所見を返す場が、取って付
けたように浮き上がることなく、自然な展開の中
で現れでてくるのだろう。

 違う法廷では(たぶん同様の罪状で告発された)
被告達に無罪や軽罪の判決が下され、ドイツ大衆
の歓心を買ったこと。
 本作制作時の1960年(昭和35年)段階で、一人
の服役者も残っていないこと。つまり、この法廷
で終身刑を宣告された4被告が自由の身になって
いること。
 何気ないセリフの端々やエンディングキャプ
ョンで淡々とこうした重要な事実が語られる。裁
判は法廷の中での手続きが終わった後、法廷の外
の諸々に結末が委ねられるのだということが、か
えって冷然と伝わる。

 ほぼ全編が英語であるため、ストーリー展開の
上で流れがスムーズにいき過ぎているのは、制作
上致し方なかったことなのだろう。実際の裁判の
場ではあったはずの意思疎通のトラブルや通訳が
入るためのタイムギャップは捨象されている。
 今の映画人達なら、国際裁判のこうしたもどか
しいところをどのように扱うであろうか。



 この映画は、ナチス・ドイツの下で法務大臣を務めたり裁判官を務めていた人たちが戦争犯罪を問われた裁判をテーマにしたものである。この映画を見終えた直後には、色々なことを考えて混乱した。

 勝者が敗者を裁いた政治的な裁判であるとか、事後法・遡及処罰の禁止の原則に抵触した不公正な裁判であるなどという理屈はひとまず置く。国が熱狂的に全体主義化・民族主義化しつつある当時のドイツの状況下で、一人の裁判官にすぎない彼らに求められることはなんだったのだろうか。彼らがいてもいなくても、ドイツでは同じことが起きたのではないか。それとも彼らがいたから忌まわしい戦争犯罪が起きたのか。

 自分の属する組織が犯罪を犯すとき、自分が犯罪とかかわりたくなければ組織を離れるしかない。それと同じように、国家が犯罪的な行為を行っているときには自分が生まれた国を離れることが求められるのだろうか。人はある組織に属するか否かを自己の意思で選ぶことができる。しかし、自分が生まれる国を選ぶことはできない。国が全体主義化して自己の良心を発揮できる環境でなくなっていることも考慮しなければならない。そのような国で生き残っていくために仮面をかぶることは、同じ状況に置かれれば多くの人がすることではないのか。

 3時間に及ぶこの映画は実に見事なキャストにとって作られているばかりでなく、考え抜かれたストーリーや素晴らしい演技によって、観る者に様々な感想を抱かせる。非常に優れた作品だと思う。
今や英語以外での会話が当たり前になったハリウッドだが、当時はどこの話であろうと、会話は英語だった。本作も最初はドイツ語が話されるが、いつの間にか全編英語に変わっていて・・・(笑)。ニュールンベルグ裁判は東京裁判と違い、ヒトラーやゲッペルスが不在(自殺)の中行われたこと、断種法と大量殺りくの是非が問われたことが特徴だ。またナチス時代の裁判さながらに、戦勝国の裁判官しかいない、というトンデモ裁判としても知られる。確かにナチスの蛮行は100%非難されるべき行為だが、ヒトラーの部下たちに明確な責任を負わせられるのか?ユダヤ人など600万人を殺害したと語られているが、今日では100万人とも200万人とも言われる。途中挿入される虐殺のフィルムは、ドキュメントを観ているようで胸が痛くなるのだが、これに自発的に参加したかどうかで罪を決める。東京裁判もこのあたりは同じ論法だったが、みなどこかに矛盾を感じているのを描きだした点は評価できる。俳優は超豪華で、特にR・ウィドマークのカッコ良さは最高だ。J・ガーランドは老けた感じがしたが、あの短い出演でオスカー候補なのだから、流石だ。あくまでハリウッドから見たニュールンベルグであり、賛否両論ある作り方ではあるが、UAらしい骨太さに星4つ。
昔観たのですが、非常に見応えがありS・トレイシーの貫禄、R・ウィドマークの知性、M・シェルの存在感を筆頭にB・ランカスターやM・ディートリッヒ、J・ガーランドにM・クリフトと出演者は全て主役級の演技派ばかりで、その人たちが画面に登場しているシーンでは、主演助演問わずにその人が主役ではないかと思ってしまうような迫力というかオーラが感じられ、物語的な見応えと非常によく調和していたのを覚えています。演技陣からして、今では、このような映画はつくることが出来ないように感じてしまう作品。


スタジオ・クラシック・シリーズ 陸の戦いBOX 太平洋戦線篇 [DVD]

第2次世界大戦、太平洋の島々で繰り広げられた日米の壮絶な戦いを描いた問題作の数々を一挙収録!
アメリカ側から捉えたエキゾティックな日本側描写の数々も興味深い太平洋戦争BOX!

<仕様>
特製BOX収納 5作品/5枚組
■ガダルカナル・ダイアリー
■地獄の戦場
■ならず者部隊
■白い砂
■トリポリ魂 ~海兵隊よ永遠なれ~ 太平洋の島々を舞台に日米の激闘を描いた問題作を収録したBOX。アメリカ側から捉えたエキゾティックな日本描写も興味深い。『ガダルカナル・ダイアリー』『地獄の戦場』『ならず者部隊』『白い砂』『トリポリ魂 -海兵隊よ永遠なれ-』を収録。



長い船団 [DVD]

<コロンビア・プレミアム・セレクション対象商品>
伝説の「黄金の鐘」を探す海洋アドベンチャーの傑作!オスカーR俳優シドニー・ポワチエ出演
【収録内容】
映像特典
●オリジナル劇場予告編集
《監督》 ジャック・カーディフ
《製作》 ジャック・カーディフ
《脚本》 バークリー・メイサー ほか
《出演》 リチャード・ウィドマーク、シドニー・ポワチエ ほか 名カメラマンとしても知られる『あの胸にもういちど』のジャック・カーディフ監督が、シドニー・ポワチエ主演で贈る海洋アクション。聖ジェームズの鐘を巡る、バイキング対ムーア人の闘いを壮大に描く。“コロンビア・プレミアム・セレクション 第1弾”。



Last updated:Fri Dec 11 18:43:18 JST 2009
リチャード・ウィドマーク(Richard Widmark) のプロフィール - allcinema
天下のリチャード・ウィドマークに登録コメントがないとは一体どうしたことでしょうか。ハリウッドのオールドスターが次々世を去って行く中、ウィドマークの勇姿をスクリーンで見かけることもなくなりましたが、知る人ぞ知る「最高の悪役」でした。 ...
Richard Widmark (リチャード・ウィドマーク) - goo 映画
Richard Widmark (リチャード・ウィドマーク)の出演・監督作品の一覧はこちら。Richard Widmark (リチャード・ウィドマーク)のニュースや写真も見られます。
おくやみ:リチャード・ウィドマーク氏 | 訃報ドットコム
2008年3月27日 ... おくやみ:リチャード・ウィドマーク氏(アメリカ合衆国の俳優) 2008年3月24日没 享年:94.
リチャード・ウィドマーク
人名, RICHARD WIDMARK リチャード・ウィドマーク. 誕生日・性別, 1914/12/26 MAN. 出身, 米ミネソタ州サンライズ. 活躍度, △→. 演技幅, 個性. 演技力, ☆☆☆☆★★. アクション, ☆☆☆☆☆★. コメディ, ☆☆★★★★ ...
リチャード・ウィドマークとは - はてなキーワード
リチャード・ウィドマーク - Richard Widmark (1914-2008) アメリカの俳優。40年代舞台で活動を始め、44年『死の接吻』で映画デビューし、いきなりアカデミー賞助演男優賞にノミネート。 以後、映画、...
「リチャード・ウィドマーク」の出演映画・プロフィール | Movie Walker
「リチャード・ウィドマーク」の生涯出演映画は(49)つ。「リチャード・ウィドマーク」の共演者と出演作品を年代別で閲覧できます。
校長戦隊リチャード・ウィドマークジャー - 戦隊メーカー
『戦隊メーカー』で作ったリチャード・ウィドマーク戦隊の隊員紹介やテーマソングなど。
Amazon.co.jp: リチャード・ウィドマーク - 出演者・監督: DVD
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Wapedia - Wiki: リチャード・ウィドマーク
Wiki: リチャード・ウィドマーク. リチャード・ウィドマーク(Richard Widmark、1914年12月26日 - 2008年3月24日)は、アメリカ合衆国の映画俳優。 コンテンツ: 1. 生涯 · 2. エピソード · 3. 主な出演作品 · 4. 吹き替えを担当した声優 · 5. 外部リンク ...
リチャード・ウィドマーク市 - 都市メーカー
『都市メーカー』で作ったリチャード・ウィドマーク市のデータや音頭など。
リチャード・ウィドマーク - プロフィール - Yahoo!人物名鑑
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リチャード・ウィドマークの脳内イメージ - 脳内メーカー
リチャード・ウィドマークの脳内イメージ. リンクタグ ブログに貼り付ける時は画像をDLしてください※画像を使用される場合は当サイトへのリンクをお忘れなく うそこメーカー最新作 リチャード・ウィドマーク株式会社の会社概要 ...
リチャード・ウィドマーク(今週のスター)
リチャード・ウィドマーク ひょろっと痩せていて、目つきは薄気味悪く、唇はゆがんでいる。彼がデビュー作に悪役を選んだのは、当然だったか。幼少時代から映画を見まくり、学生時代は学業に励みながらも、俳優になることを夢みて、独学で演技力をつけ、 ...
リチャード・ウィドマーク - 出演作品リスト [ ONTV MOVIE ]
「リチャード・ウィドマーク」が出演した映画作品のリストを表示します。
オールポスターズのリチャード・ウィドマーク ポスター
リチャード・ウィドマーク ポスター - オールポスターズ。ポスター、映画ポスター、アートポスター、絵画、額縁など50万点以上を販売しております。
〜フィルム・ノワールの主役たち〜リチャード・ウィドマーク 死の接吻 ...
『死の接吻』で鮮烈なデビューを果たしたリチャード・ウィドマークが再び冷酷な悪役を見事に演じており、無気味な笑いを浮かべながらリンゴをかじるシーンや情婦を容赦なく殴るシーンが印象に残る。また、彼の忠実な部下であるナイフの使い手の ...
理由の無い 行動には 結果も無い リチャード・ウィドマークの座右の銘
『座右の銘メーカー』で作ったリチャード・ウィドマークの座右の銘。
CinemaScape/リチャード・ウィドマーク
リチャード・ウィドマークに似た名前 ... リチャード・ウィルコックス · リチャード・ウィルソン · リチャード・ウィリアムス · リチャード・バン・ダー・ウィク · リチャード・ウッズ · リチャード・ウォーレス · リチャード・ウォムサー ...
リチャード・ウィドマーク アーティストページ - TSUTAYA online
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